○ミドルフェイズ・シーン1:偽善者――櫓
GM:さて、再び櫓さんのシーンから。出たり上げたり。
櫓:ゲーセン寄ってから登場します。 1d10
Dice:1d10 = 6 (1d10:6) = [6] (侵蝕率:38→44)
GM:由希と出会った翌日のシーンです。ゲームセンターには残念ながら由希の姿はありませんでした。
GM:今日は店員もいるようです。クレーンゲーム、やっていきますか?
櫓:もち、執念でもとろう。
GM:よーし再び《調達》で勝負! 今度は財産ポイントも使用できます。
櫓:1しかないけどな!
GM:薄給なのかしら……
GM:ちなみに難易度は……7だ!
華表:あたしの財産ポイント7がうなるときが来たわね
GM:あっ、この支部長私腹こやしてやがる!(冤罪です)
櫓:えーと、じゃあ財産一つ投入して、 2+1d10
Dice:2+1d10 = 2 + 2(1d10: 2) = [4]
櫓:あれ?
マルコ(仮名):クレーンゲームなら、感覚で7,調達で12ぐらいかも。上手ければ取れる。お金を注ぎ込んでいれば店員に同情して、貰える。
GM:ゲームセンスってことか。なるほど、感覚でもよかったなあ。
櫓:感覚なら振るまでもないんだが
華表:肉体で20。破壊していただく
マルコ(仮名):犯罪だー
GM:では……残念ながら、今日もスノードームを取ることはできませんでした。
GM:……が。
櫓:が?
GM:おもむろにカウンターから出てきた顔なじみの店員が、鍵束を持ってクレーンゲームに近づき、かちゃかちゃと扉をいじり始めます。
櫓:なんだなんだ
GM:そして台の前から櫓さんをどかすと、自らクレーンを操作。一発でスノードームを獲得し、櫓さんに渡します。
店員:「ほらよ。」
櫓:あ、これは屈辱
櫓:「って、おい、いいのか?」
店員:「……それ持って、見舞い行ってやんな。」 顔を合わさないようにして、台の設定を元に戻します。
店員:「お前のためじゃねえ、あの子のためだ。」
華表:ツンデレ
GM:なんでもその言葉で片付けやがって! 便利だなまったく!
櫓:「見舞いって……」
店員:肩越しに親指を突き出して天井を指し示します。そこにあるのは、店に一台だけの監視カメラ。
櫓:取り出し口からとろうとしなくて良かった!
GM:ふははははは
店員:「あんな格好してたってことは、多分向こうの病院に入院してる子だろ。」
店員:台の扉を閉めなおして、顔を見せないままカウンターに戻っていきます。
櫓:「そうか……わかった。 ……ありがとう。」
店員:「だからお前のためじゃねえって。」
櫓:あの子の為に言ったんだよ
GM:きゅんっ……
店員:「ふん、さっさと行けって。客がいたらサボれないじゃねえか。」 しっしっ、と手を打ち払います。
櫓:前にいたのにサボってたじゃないか。「……わかったよ」
華表:やぐらんと入れ替わりに来て 「やほーサボりに来たわよー」
櫓:あるぇ!?
GM:で、櫓さんとしてはこれからどうしますか?
櫓:向こうの病院と、あの子の名前で居場所を突き止められるのかな
GM:あ、病院の位置はわかってていいです。名前については病院の受付で聞くなりするしかないですね。
櫓:では、病院へいってみましょう
GM:了解。シーンを終了します。
○ミドル・シーン2:調査者――華表
GM:日本支部長との通信から一夜明けて、本格的に任務開始! それ行け華表、侵蝕率を上げろ!
華表:1d10
Dice:1d10 = 9 (1d10:9) = [9] (侵蝕率:39→48)
櫓:うわぁ
GM:ぐんぐん上がってますね。
華表:ね。最終侵蝕率180とか行かないことを祈るのみだわ。
GM:なにそれこわい。
GM:というわけでさっそくですが、情報収集のシーンですよ。今調べられるのは“冬の落とし子”についてだけなんですが。
GM:正直なところ、華表さん一人じゃ手に余りまくる仕事です。
華表:使える技能は…… 〈情報:冬の落とし子〉
櫓:でんでんでんでん でんせつの でんしょにしるされた
マルコ(仮名):通りすがりで出るか。
マルコ(仮名):あ~、でも。少年のこと調べた後かなぁ。
マルコ(仮名):現在、スノーホワイトの情報持ってないしなぁ。
マルコ(仮名):呼ばれるまで様子見っ
GM:ストレイスノウ。
マルコ(仮名):白雪姫=スノーホワイト
GM:いや何故白雪姫
GM:まあ、項目として出しますか。
・“冬の落とし子(ストレイスノウ)”について 難易度10、15 情報:UGN、FH
華表:財産ポイント使えるなら現実的に出るわね(おい)
GM:さっすが支部長! でもここで全部使い切っていいのかなー?
マルコ(仮名):グリーンだYO
華表:それもそうねえ。衝動判定用にとっておきたいし。(使えません)
GM:で、どうするんでしょう。
華表:まー、あたしは何も考えずに“冬の落とし子(ストレイスノウ)”について調べればいいわよね。コネのUGN幹部も使って情報:UGNで行くわよー!
GM:来るならこーい。
GM:頼れる情報屋に連絡を取ってもいいのよ?(チラッチラッ)
華表:マルコは多分そのうちしゃしゃりでてくるからあたしから連絡とることもないでしょ。大体連絡先知らないわよあたし(えっ)
華表:1+4d10/10
Dice:1+4d10/10 = 1 +max:9/crit:0 (4d10/10: 9+2+5+5)
華表:あ、10が出た。
GM:おー。財産ポイントはどうしますか?
華表:5点ねえ。んー……。
華表:あんまし長引かせて侵蝕率が爆発したらシャクだから使っちゃうわ! 5点使って残り2点ね。
GM:では情報開示。
〈情報:UGN、FH〉10:3年前、FHが北極で発見したオーヴァード。日本国内に運び込まれるも輸送中の交通事故によりロスト、現在の行方はわかっていない。
〈情報:UGN、FH〉15:その正体は、雪の結晶の姿を持つレネゲイドビーイング。シンドロームはサラマンダー/オルクス。
GM:財力にものを言わせた結果、あっという間にこれだけの情報を掴むことができました。華表支部長かっこいー!
華表:それほどでもあるわ!
GM:と、補足情報ですが、“冬の落とし子”の起源は《オリジン:ミネラル》としてます。雪の結晶なので。
櫓:北極で見つかった生体結晶……サードインパクトか起こしそうな
マルコ(仮名):エコアイス……。そんな単語が浮かんだ。
華表:……でも結局、レネゲイドビーイングでサラマンダーオルクスって情報くらいしか役に立ちそうなのがないわねえ。どう探そうかしら。
華表:求人情報でも出してみる? 「サラマンダー/オルクスシンドロームの君! K市支部で空調として働いてみないか!?」 みたいな
GM:発想が実にユニークでたまりませんねもう
GM:GMからのヒントとしては、失われたときの状況を調べてみること、でしょうか。
GM:まあ、情報収集は1シーン一人一回なので、このシーンではここまでですね。他に何かしておくことはありますか?
華表:なんか調達でも……
華表:応急手当キットでも今のうちから確保しとこうかしら。8だっけ。
GM:8です。
華表:2+2d10/10まあ、気楽にね。
Dice:2+2d10/10 = 2 +max:8/crit:0 (2d10/10: 8+7)
華表:げっとげっとー。
GM:善哉。できる支部長は念のため荒事にも備えておくのでした、ということでシーンを終了しましょう。
華表:はーい。
○ミドル・シーン3:収集者――マルコ(仮名)
マルコ(仮名):登場。 1+1d10
Dice:1+1d10 = 1 + 9(1d10: 9) = [10] (侵蝕率:41→51)
マルコ(仮名):あらぶってるぜ。
GM:スズメのお宿でこんにちは。“ストラムボーン”に出会った翌日です。
マルコ(仮名):何故っ わがセルの名称がばれているだとっ
GM:ぅゎぁ……
GM:さっそくですが情報収集しましょうか。項目はこちら。
・“ストラムボーン”について 難易度:8、10 情報:裏社会、UGN、FH
マルコ(仮名):〈情報:FH〉で。《コンセントレイト:オルクス》+《領域の声》 1+8d10/8
Dice:1+8d10/8 = 1 +max:10/crit:1 (8d10/8: 7+'10'+3+2+1+3+1+4)
マルコ(仮名):11+1d10/8
Dice:11+1d10/8 = 11 +max:7/crit:0 (1d10/8: 7)
マルコ(仮名):達成値18っと。侵蝕率は55になった。 (侵蝕率:51→55)
GM:圧勝ですね。やはり情報収集エフェクト+《コンセントレイト》は強い。
〈情報:裏社会、UGN、FH〉 8:FHの少年エージェント。優秀なオーヴァードで、骨の刃による白兵攻撃を得意とする。最近、この街の病院付近で目撃されている。
〈情報:裏社会、UGN、FH〉10:シンドロームはエグザイル/ハヌマーン。数日前にFHの研究所から薬品を強奪し、組織を突然離反。現在、追っ手を差し向けられている。
マルコ(仮名):薬品……? 何を持って行ったんだ。
マルコ(仮名):その薬品の正体がわかれば、彼の目的が判るかも知れないな。
GM:持ち去られたのは、抗レネゲイド弾やCR弾といった弾丸に使用されている……要するに、レネゲイドウィルスの力を弱めるような薬品ですね。
マルコ(仮名):ふむ……?
GM:後はグレイサクリファイスという仮死薬なんかも奪われたようです。何に使うのやら。
マルコ(仮名):繋がらないな。彼の力なら、敵を倒すだけならその程度の物は不要……。ならば、他の使い道があると言うことか。
マルコ(仮名):最近の彼の動向も追ってみるか。
GM:ここK市の病院付近で目撃されているくらいですね。昨日遭遇したのも病院の近くといえば近くでした。
マルコ(仮名):ふむ。ついでだ。その病院も調べてみるか。
GM:このシーンではこれくらいということで、他にしておくことはありますか?
マルコ(仮名):調達してみるよ。
GM:はいよー。
マルコ(仮名):ん~。西洋剣でも。
マルコ(仮名):1+4d10/10
Dice:1+4d10/10 = 1 +max:6/crit:0 (4d10/10: 6+4+4+1)
マルコ(仮名):無理。おわり~。
GM:はい。そして華表さんの情報に抜けがあったのに気づきました。
GM:難易度15のほうなんですが、“冬の落とし子”は協力型のレネゲイドビーイングです。それだけ。
華表:協力型ねえ。うーん……。分からないわ
GM:ところでルールブックのページによって「協力型」だったり「共生型」だったりするんですがどっちが正しいんでしょうねこれ
櫓:情報ページだと共生は宿主との意識の同居っぽいことが
○ミドル・シーン4:聴取者――櫓
GM:櫓さんの素敵な侵蝕率がぽぽぽぽーん。
櫓:さよなライオン 1d10
Dice:1d10 = 7 (1d10:7) = [7] (侵蝕率:44→51)
櫓:ぽぽぽぽーん
GM:というわけで、病院のシーンです。オーヴァード化してからはとんとご無沙汰だったかもしれませんね。
櫓:前回いたのは医務室か
GM:で、情報収集の項目としては……
・水上由希について 難易度:7、10 情報:噂話、警察、マスコミ
GM:櫓さんだとこれだけでしょうね。なお、技能によって当たり外れがあったりします。
櫓:コネがあるのが警察だけなんで、警察行きますか。
GM:はい、どうぞ。
櫓:もしもしそこのおまわりさん 3d10+1
Dice:3d10+1 = 19(3d10: 5+9+5) + 1 = [20]
櫓:10かな
GM:おー。では情報開示。
〈情報:噂話、警察、マスコミ〉7:この街の病院に長期入院している10歳の女の子。3年前の交通事故で両親と、兄の陽(あきら)を喪っている。
GM:しかし残念ながら、達成値10の方は〈情報:警察〉では開示されません。
櫓:むむ。
GM:後は、入院している病室の番号などもわかりました。
GM:会いに行く場合は別にシーンを設けますね。
櫓:本人から入院してることも聞いてないし、押しかけるのはどうかと悩む
華表:当たりはなんだろーね。マスコミ……よりは噂話のほうが当たりのような気がするけど……
GM:他にすることはありますかー。あと、他に病院に用事がある人はいませんかー。
華表:病院に用事……は無いはずね、きっと。
マルコ(仮名):登場。 1+1d10
Dice:1+1d10 = 1 + 3(1d10: 3) = [4] (侵蝕率:55→59)
櫓:院内は動物禁止ではなかろうか
GM:まあね
マルコ(仮名):では、病院の近くの電線の上に登場。
櫓:外だった。
マルコ(仮名):目立たないように、部下はおいてきた。あと移動のためにセグウェイ乗ってきた。
華表:それは目立つんじゃないかしら
マルコ(仮名):「ここが例の病院か……。しかし、ストラムボーンはここに何の用が……?」
GM:はい。ではマルコ(仮名)さんが調べたいことというと、こんな項目でしょうか。
・病院内の変事について 難易度:7、9 情報:噂話
マルコ(仮名):う……ウェブで頼む……。(駄
GM:入院患者のつけてるブログを調べるとな?(どんなだ)
櫓:ツイッターの方が早そう
GM:ああ、もうブログなんて一昔前か……
華表:そうでもないと思うわよ! 多分!
マルコ(仮名):「ふむ。まずは、周辺の動物から、噂話でも収集するか。」
マルコ(仮名):《領域の声》+《コンセントレイト:オルクス》 8d10/8
Dice:8d10/8 =max:8/crit:1 (8d10/8: '8'+4+6+2+3+3+3+6)
マルコ(仮名):10+1d10/8
Dice:10+1d10/8 = 10 +max:2/crit:0 (1d10/8: 2)
マルコ(仮名):12っと。しょぼい。 (侵蝕率:59→63)
GM:お、そういえば侵蝕率60%超えましたね。
GM:まあ文句なく成功で情報開示です。
〈情報:噂話〉7:昨日雪が降るのを目撃した関係者や患者がいる。ニュースや天気予報では何も言っていなかったが、確かに屋上に雪が残っていた。
〈情報:噂話〉9:原因不明の低体温症で長期入院している患者がいる。名前は水上由希(みなかみ・ゆき)。ここ最近、彼女の事を詳しく聞いて回っていた少年がいた。
マルコ(仮名):「ありがとう、グレートありがとうさぎさん。流石、慰問が行なえる動物は違うな。」
櫓:ぽぽぽぽーん
GM:アニマルセラピーってやつですね。
マルコ(仮名):うむ。まるで魔法のような手際だぜ。
サンキューラビット:(なに、いいってことよ) 口元は常にもっしゃもっしゃ。
櫓:なんか縁起良さそうな名前だ
華表:“ありがとうさぎ(サンキューラビット)”
マルコ(仮名):さて……少年か……。動物視点なので見分けは付いてないが……。状況からすれば彼である公算は高いな。
GM:ところで、由希のことを詳しく聞いていたという少年ですが……ちょうど眼下に、その人物の姿を見かけられます。
マルコ(仮名):「ちょうど、来たようだな。」
GM:その後ろ姿は紛れもなく“ストラムボーン”のもので、どうやら裏手の駐車場の方に向かっているようです。
マルコ(仮名):ふむ。では音を立てないように気を付けつつ、気配を殺したまま電線の上をセグウェイ移動して後を付けるぜ。
櫓:めっちゃ不審
華表:大道芸みたいになってない!?
GM:では、マルコ(仮名)さんは一旦退場です。
GM:櫓さんも気づきたければ気づいてもいいんじゃないでしょうか……(笑)<せぐうぇいすずめ
GM:マルコさん側が気づかれたくないなら、〈知覚〉での対決になるでしょうけど。
櫓:「……なんだ?」
マルコ(仮名):電線の上って、あまり注目してない場所だと。
櫓:負けておこう。ぼくはなにもみなかった。
GM:では、由希の病室に向かったものか櫓さんが迷っていると……
櫓:おや、迷うという選択肢もありか。
GM:病院の裏手の駐車場の方から、《ワーディング》の気配を感じます!
華表:「こっちは平和ねえ。ちょっとー、お茶切れたわよー」 支部長室で
GM:「自分で調達してくださいよ支部長」
櫓:「こんなところで…?」
GM:病院なんて場所で《ワーディング》が展開されたら、大惨事になりかねないことは想像に難くありません。幸い、展開されているのは駐車場のみで、建物には影響が及んでいないようですが……
GM:UGNの一員としては、どうしますか?
マルコ(仮名):無視する。
GM:FH帰れ
華表:あたしに泣きつく
櫓:えっ
櫓:手近な看護師にモノは届けるように頼んで、現地へ向かいますか。
GM:では向かうと。ところでそろそろ支部長さんが暇そうなので連絡してあげていただけると合流もできて嬉しい気がします……(笑)
GM:(そしてこのPL誘導である)
櫓:あれ、この支部長さんの直下だっけ(ぉ)
GM:オープニングでさらっと一行だけ流しました
櫓:まぁ、たぶん報告義務ぐらいはあるだろう。うん。
櫓:あれ、携帯持ってないよ?
華表:サンプルキャラクターッ
GM:あるいはどうせ作れるから持ってないとかでしたっけ?
マルコ(仮名):説明しよう! FH所属員は、見知らぬ誰かのために頑張るなんてことは決してしないのだ! ただし、愛する相手のためなら呼ばれなくてもホイホイ出て来るのは仕様なのでしようがない。
櫓:UGNよりプロ思考なのか<FH
GM:何のプロかって話ですね。それぞれ理念が違うので。
マルコ(仮名):欲望が行動の源泉だからしょうがない。
GM:ま、まあ櫓さんは改めて行動の宣言をお願いします……
櫓:じゃあ、《万能器具》で通信機もどきを創造して華表さんに連絡を。伸ばした親指からアンテナがにょいん、と。(何
GM:警部……いやなんでもない。
華表:登場かな?
GM:会話は次のシーンに回しましょうか。その後は駐車場に向かう、ということで?
櫓:「あー。支部長殿。『ボスケテ』」
華表:「何よそのポケベルみたいな会話は」
GM:……会話はもうこれでいいか。(ぇっ)
華表:えっ
櫓:えっ
GM:では、シーンを終了します!(爽やかに)
櫓:ひゃっほぅ。
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