○ミドル・シーン9――ホロケウ
GM:大神官暗殺未遂事件の翌朝、舞台はディエン邸。ホロさんは朝から、昨夜のことを聞きつけたルカ=ディエン伯と話をしています。
GM:レンハさんとアールゥさんの登場は任意です。
レンハ:様子を見ようかな。
アールゥ:まあ……様子見で。
ルカ=ディエン:「大事に巻き込まれたな、ホロ君。」
ホロ:「いえ……自分で追っていたものですから」
ルカ=ディエン:「うむ。ここ数年の間王都で相次いでいるという、要人や有力者の不審死……今回の件も、その一端だろう。」
ルカ=ディエン:「貴君はその背後にあるものが何かについて、聞き及んでいるか?」
ホロ:(妖魔のことは知っているのかな? 言っても大丈夫かな?)
GM:その辺は問題ありませんよ。
ホロ:「人に在らざる者が関わっていると……」
ホロ:(うまく言えないなぁ)
GM:では、その返答にルカ=ディエン伯はきょとんとし、「そういうことではなく……いや、突き詰めればそういうことになるか?」と言って苦笑します。
ルカ=ディエン:「儂が言いたいのは、暗殺者を送る原因となっておる、人の営みのことだ。王都の貴族社会では今、開戦派と反戦派が相争っている。」
ルカ=ディエン:「中央を長く離れすぎた故、儂にも、詳しいことは分からぬが……黒幕にたどり着くためには、事件そのものだけでなく、世の趨勢にも目を向けることが必要となるであろう。」
ルカ=ディエン:「あるいはその背後に、妖魔や魔族の暗躍があるのかもしれぬがな。ともあれ、今後ともよろしく頼むぞ。」
ホロ:「はい。」
GM:というわけで、情報収集のヒントを得たところで、シーンを終了しましょう。
GM:……ホロさんがいてワッカの混ぜ返しがないシーンって初めてじゃないか?
レンハ:そういえば
セラ:「ワッカ? ワッカならそこでナイフ刺さってるよ」
ワッカ:うぐぐ~せらころすせらころすせらころs
○ミドル・シーン10――アールゥ
GM:再び情報収集のシーンです。なお、昨日白竜神殿で大きな事件があり、犯人が捕まったという話はセラさんも知っていてかまいません。
セラ:ふぅん、間抜けな人も居たもんね。
GM:一応マップも念のため再掲。
ワッカ:昔のシミュレーションゲームみたいだね? x1とかの
ワッカ:大戦(略)
GM:スクウェアマップで円形の街並みを表現するのがあまりに面倒だったのでヘクスマップを拾ってきました。そんな裏事情。
GM:では、どこで何を調べる・誰に何を訊くかを宣言してください。
レンハ:そうだな……
アールゥ:神殿にベルク殿のお見舞いついでに何か心当たりないか聞いてみます
レンハ:事情が事情だし、フェイ侯爵のもとに暗殺事件について話を聞きに行こう。
セラ:また興行でランダム情報収集していい?
GM:……許可します……(笑)<ぱふぉーまんす
GM:ただ、ランダムじゃ絶対に出ない重要な情報もあるので気をつけてくださいね。
セラ:うん、私は興行してよーっと。
GM:はいはい。階層はどこで?
レンハ:そろそろあれかな、「久しぶりだなセラ君!」と言いながら颯爽とステンドグラスをぶち破って合流する頃合いか
セラ:八層……いや、七層にしよう。
GM:ホロさんはどうしますか? 実は一番多くの取っ掛かりを持っているんですが……
GM:(オープニングや、ひとつ前のシーンなんかを参照)
ワッカ:……。
ワッカ:……式場の下見?(ぼそ)
GM:なんでだ!?(笑)
ホロ:妖魔、それを裏で操る人々……
アールゥ:まあ、単に開戦派が暗殺者雇って反戦派の人たちを襲ってるだけかもしれませんが
アールゥ:ベルク殿だって反戦派になるのでしょうし
セラ:実は裏で「ヒャッハァーア、殺せ殺せー」とか言ってるかもしれませんよ
レンハ:元気か
ホロ:開戦派と反戦派の……
GM:えーと……レンハさんが第二層・テイラー邸でフェイ侯爵に、アールゥさんが第八層・白竜神殿でベルク大神官にそれぞれ「昨日の暗殺事件について」。
GM:ホロさんが「開戦派と反戦派について」、セラさんが第七層で興行、ということですかね。ホロさんはどこで調べるor誰に訊きますか?
アールゥ:それと王宮内の開戦派……とくに強行派な方がいないか聞きます。
GM:それは別項目になりそうですね。どっちを訊きます?
アールゥ:後者でお願いします。
GM:はい。……ホロさん?
ホロ:ええと姫様は……そういうことには疎いですかねぇ? 狙われた過去もあるし?
GM:クリスの方はゴートにいたわけですから、王都でのことには疎いでしょうね。ティアナならそれよりはわかるんじゃないでしょうか。
ホロ:では、ティアナ姫のところに聞き込みに……いきます。
GM:おっとそうだ。第二層は上級貴族街なので、レンハさんは適切なコネクションを使用してください。
レンハ:コネクションは……三つ? クリスのコネクションがちょうどよさそうな気がした。
GM:はい。では人に会いに行くレンハさんたちは【精神】、興行するセラさんは【敏捷】で判定をどうぞ。
セラ:2d6+10 敏捷ー。
Dice:2d6+10 = (2d6:5+1=6)+10 = [16]
アールゥ:2d6+15
Dice:2d6+15 = (2d6:5+4=9)+15 = [24]
レンハ:3d6+6 フェイトを一点使ってみよう。
Dice:3d6+6 = (3d6:4+3+4=11)+6 = [17]
ホロ:2d6+11
Dice:2d6+11 = (2d6:6+6=12)+11 = [23]
GM:アールゥさんが頼もしすぎると思っていたらホロさんがすげぇ。
ホロ:くりてぃかる~。
アールゥ:クリティカルには適わない……
ホロ:ずっと前から好きでした!(爆弾発言)
ワッカ:ちょ(笑)
GM:ある意味クリティカル!?
レンハ:微笑ましいで終わりそうだなぁ。(一名を除いて)
* * *
GM:ではまずレンハさん。クリス姫の名を出して幻竜騎士団による検問を抜け、テイラー邸を訪ねると、突然の訪問にも関わらず快く受け入れてもらえました。
フェイ:「よく来たな、レンハ伯! このご時世だ、一昨日のように昼間から酒は出せないが茶で我慢してくれ。」
セラ:「私はコーヒーね」
レンハ:「急に押し掛けて申し訳ありません。どうぞお構いなく。」
GM:で、昨日の事件について聞いたところ、フェイ侯爵は彼にしては珍しく、少し持って回った言い方をします。
ベルク大神官について:
10:高潔な人柄で知られるヒューリンの男性。齢70を超えた老人だが、後継者は既に決められており、死に際しての準備は済んでいる。
フェイ:「――要するに、あれは後継者絡みのゴタゴタじゃあない。もちろん、個人的な恨みなんてものでもない。」
レンハ:ほう……?
フェイ:「そして、だ――」
セラ:「そう、全てはノストラダムスの予言なの」 カップを置きつつ
王都の近況について:
14:貴族の間では、開戦派と反戦派の対立が起きている。趨勢を決める重要人物と目されるレンハ伯爵(?)は、近くクリスティアナ姫と結婚式を上げるという。
レンハ:……うむ!?
アールゥ:いつの間にか渦中に……
GM:後半は要するに、一昨日の会談は何のために開かれたものだったのか? という話ですね。
フェイ:「俺も開戦派に与する一人だ、滅多なことは言えん。だが、昨日の事件には王都の事情が関わっているのは誰にでもわかることだろうさ。」
レンハ:なるほど……なぜか重要人物になっている己はともかく、少し分かったような気がするぞ。
アールゥ:国王の妹君を娶られたレンハ殿の発言力、影響力がかなり大きいというわけですね
GM:ともあれ、こちらはこれくらいで。テイラー侯との腕試しなんかもありません。
* * *
GM:続いてアールゥさん。ベルク大神官は床に伏せったままですが、余人を遠ざけるとあなたの質問に答えてくれます。
開戦派と反戦派の対立について:
14:五年前のリド=エマルム地方争奪戦終結以来、王都の貴族社会は、「赤竜王国から統一帝の座を奪うべき」とする開戦派と、「長期化が必至となる戦争は避けるべき」とする反戦派に割れている。
開戦派の中心人物はエグベルト王、アーデンハイド公、カロー侯、テイラー侯、ユリウス卿など。反戦派の中心人物はベルク大神官や、神殿に入ったクリスティアナ姫と目されている。
18:反戦派の要人・有力者たちに、不審死が相次いでいる。その背後には、開戦派が雇った暗殺組織の存在があると噂されている。
セラ:あっ、ティアナに死亡フラグが
アールゥ:ある意味姫様は大丈夫でしょう……姫様殺害となると王が動くでしょうし
セラ:その王も開戦派だから信用するのは微妙かなー
アールゥ:王は開戦派なだけで暗殺云々はするような人じゃないと思いたいですね……
ベルク:「よいですか……今お話ししたのは、あくまで噂に過ぎません。くれぐれも、言動には気をつけてください。」
アールゥ:「……はい。ありがとうございます。」
* * *
GM:さてホロさん。ティアナ姫への質問なんですが、実は得られたのはアールゥさんと同じ情報です。
GM:せっかくクリティカルしたことですし、1D10をどうぞ。ランダムで追加情報をお渡しします。
ワッカ:はいはーーい
ワッカ:1d10 呪呪呪
Dice:1d10 = (1d10:4=4) = [4]
レンハ:呪った!
アールゥ:呪いにより死(4)が……
ワッカ:まちがいまちがい「祝」だった
GM:えーと、四番よんb……ゲエェェーッ!?
アールゥ:4:姫様のスリーサイズ?(おぃ
GM:では、ホロさんの問いに答えたティアナ姫は……少しの沈黙の後、決心したように口を開きます。
ティアナ(ワッカ):「ホロ……あなた、クリスの事好きなの?」
セラ:4番ーッ
ティアナ:「ホロ……これから話すことは、知るだけであなたの身に危険が及ぶような情報です。」
ティアナ:「もちろん、話した私自身の身も危険にさらされることになるでしょう。……護って、いただけますか?」
ホロ:「当然です、僕は……白竜……いえ、あなたの騎士です」
ティアナ:では、右手の甲を差し出します。はいなら口づけを、いいえなら固辞を。
ワッカ:ぇー
ホロ:ひざまずき、姫様の右手に口付けします。
ワッカ:某サイトのように……
GM:では、お話ししましょう。この王都の闇を――!
暗殺組織について:
18:王都の闇に潜む暗殺組織は、“モルグイン”と呼ばれている。組織は古代の魔導具や、独自開発した魔法具を所持していると噂されるが、詳細は不明。
22:モルグインは王侯貴族とも関わりがある。一説によれば、反戦派の始末を命じたのは国王エグベルトその人であるという。
セラ:王様への信頼が一瞬で崩れたーッ
GM:セラさんとアールゥさんの危惧も、ホロさんの1D10もピンポイント過ぎて笑いました。
アールゥ:……orz
ティアナ:「このことは、クリスも知りません。確証があるわけではありませんし、それに……私も、信じたくはないのです……」 目元からあふれた涙をぬぐいます。
ホロ:「姫様……」
* * *
GM:では、セラさん。まずまずの成功を収めたところで、1D10をどうぞ。
セラ:1d10
Dice:1d10 = (1d10:8=8) = [8]
GM:八番八番……おや、またどこぞの貴族の従者の方がいらしたようですよ。
シルヴェストル・カローについて:
14:若々しい美貌で知られるエルダナーンの男性。位は侯爵で、開戦派に属する。南のウィンフィールド地方の領主を務めており、基本的には善良で有能ながら、苛烈な政策を執ることもある。
セラ:貴族の従者って暇なのかな
アールゥ:忙しいですよ? 掃除、家事、洗濯、諸々と
GM:まあ、昨日みたいに詳しい情報が出てないですし、これは街に流れるただの人物評かもしれませんね。
GM:ちなみに全成功ではないので収入もないです。一層違うだけなのに金払いが悪かった?
セラ:あらら。達成値不足かな。
GM:では、次のシーンに移りましょう。
○ミドル・シーン11――ホロケウ
GM:他の人は登場不可です。危険な情報を共有したわけですが、まずはこれからティアナをどうするか聞かせてください。
ホロ:どうするって……護るには守るのだろうけど……。
アールゥ:娶る?(おぃ)
ワッカ:ろぼ子~~~~~~~~!
GM:自身が白竜神殿に詰めてもいいですし、誰か信頼のできる人の下にお連れしても構いません。
ホロ:信頼できる筋となると……。
セラ:ディエンさん(エキストラ)だね
GM:要は付きっ切りになるか、それとも安全な場所に移すか、あるいは白竜騎士団に頼んで護衛の増員を図るとか。
GM:姫君を“護る”というのであればッ! どのような手を講じるか聞かせてもらおうッ!(謎のテンション)
セラ:地下シェルターに篭ってもらう
ホロ:自分+姉夫婦+そのメイド が、よいかと? 情報の共有(道連れ)を兼ねて。
GM:ホロさんの姉夫婦かと思ってびびった
アールゥ:「姉」夫婦という発言がすでにクリス様の義弟になる発言に……(ぁ
レンハ:デジャヴ
GM:では、ディエン邸に連れて行くということでいいですか?
ホロ:はい、では姫様こちらに……
ティアナ:「よろしくお願いしますね、騎士ホロケウ。」
ティアナ(ワッカ):「うそつき、守ってくれるって言ったのに」(ぼそ)
GM:いくら聖域とはいえもっとも治安の悪い第八層、しかも護衛のしにくい構造や、暗殺未遂があったばかりという事情もあって、神殿の人たちも移送に賛成してくれます。
GM:神殿の警備にあたっていた白竜騎士たちを護衛に連れて、ティアナ姫を乗せた馬車は第四層のディエン邸を目指して動き出しました。
GM:……その道中。
GM:さあ、危険感知をどうぞ! 難易度は19だ!
セラ:さよなら
ホロ:フェイト一点使用。
アールゥ:私なら固定値だけで成功なのに……
ホロ:3d6+8
Dice:3d6+8 = (3d6:1+2+1=4)+8 = [12]
GM:駄目だこりゃ!?
レンハ:さよなら
セラ:うわああああ
ホロ:フェイト1点使用(笑)
ホロ:2d6でしたっけ?
GM:振り直す前に使ったフェイトの分は消えますからそうですね。
セラ:財産ポイントを1点投入
ホロ:もう一点つかいますー。
アールゥ:あ
セラ:あ。
セラ:《結束》ーっ!
GM:思い出したか……(笑)
セラ:まぁ私はギルドメンバーじゃないんですけどね
アールゥ:ホロ殿に1点。
ホロ:3d6+8+1d6 一点使って、一点もらいました
Dice:3d6+8+1d6 = (3d6:5+1+4=10)+8+(1d6:2=2) = [20]
GM:おお、ではどこからか放たれた魔導銃の弾が、ホロさんの足のすぐ前に着弾します。
レンハ:あ、やっぱり
GM:護衛の騎士たちはにわかに騒然となって陣形を組み直しますが……狙いはティアナ姫にあらず!
セラ:じゃあほっとこう
GM:ホロさんは更に危険感知をどうぞ!
GM:……あ、さっきの難易度19でした。成功しててよかった。
GM:今度の難易度は21だ!
ホロ:うえー……
セラ:結束で二人から2点回してもらってなんとか……
ホロ:1点使用します、フェイト。
アールゥ:では1点。
レンハ:1点もってけ。
GM:これで5d6+8ですか。
ホロ:6d6+8 ありがとうございます~、怖いんで2点使用します。
Dice:6d6+8 = (6d6:3+1+5+3+4+3=19)+8 = [27]
GM:お見事! 更にもう一発がホロさんの頭のすぐ横をかすめますが、それで仕留められなかった時点でこの強襲は失敗です。
GM:曲者は諦めてその場を去ったらしく、銃弾が飛んでくることはもうありませんでした。
ティアナ:「ホロ、無事ですか!?」 馬車の窓に張り付くようにして、ティアナがくぐもった声をかけてきます。
ホロ:「姫様っ! ご無事ですか!?」 とか言ってみておく、あれ?
GM:ひゅーひゅー。(何)
レンハ:ひゅー
アールゥ:自分が狙われた事に気づきましょう(笑)
GM:白竜騎士は二人の無事を確認し、再び馬車を進めていきます。
GM:この後は無事ディエン邸に到着できたというところで、シーンを終了しましょう。
ワッカ:あれ~? フラグ折職人の出番は~?
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