○ミドル・シーン8――セラ
GM:フェイ侯爵の一行に対して探りを入れる、要するに情報収集のシーンです。ホロさん以外は自由に登場可能とします。
GM:判定できるのは一人1回まで。誰に聞くかによって、使用する能力値だけでなく、分かることが違う場合もあるので気をつけてください。
GM:なお、質問相手に対するコネクションを持っていた場合は、判定のダイスに+1個のボーナスがつきます。
セラ:じゃあケリィに聞きにいきます
GM:セッションお疲れ様でした!(朗らかに)
アールゥ:こういう王宮内の事情ならクリス様ならお詳しいに違いない……ということで報告も兼ねてクリス様のもとへ。
セラ:コネクションっていう意味ではフェイさんに対するのを持ってるけど、直接聞いちゃっていいのかなあ。
GM:実は大いにアリです。(笑)
セラ:GM、器用で判定するには誰に聞きにいけばいい?
アールゥ:感知で判定していいですか?
GM:【器用】は用意してないなあ
セラ:情報収集のシーンってここだけなのかな。判定が一人一回っていうのも気になるけど。
GM:実は聞ける先がそんなにないので、1シーンで十分だろうと思ってます。判定に失敗したら残念でした。
セラ:じゃあフェイさんにいってきまーす。
GM:レンハさんはどうしますか? お休み?
レンハ:とりあえず父上に事情を尋ねておくくらいしか。
GM:では、宣言順に一人ずつ処理していきましょうか。
* * *
GM:まずはアールゥさん。フェイ公爵の目を避けてクリス姫たちと話すためには、【感知】で隙をうかがってください。
アールゥ:わーい(笑)
GM:くそう……(笑)
アールゥ:2d6+18
Dice:2d6+18 = 5 (2d6: 2+3) + 18 = [23]
アールゥ:ひく……い?
GM:……わお。目標値は23でした。
アールゥ:よかった。(笑)
セラ:たっか
GM:だって……ねえ?(何)
レンハ:アールゥだけ別レートというわけじゃないのか
アールゥ:《ダンシングヒーロー》がほしい今日このごろ
GM:さて、そんなわけでフェイ侯爵が目を離した隙に、クリスやティアナの部屋に足を運ぶことができました。
クリス:「フェイ侯爵のこと、ですか? そうですね……あの方は白竜騎士団にも名を連ねる立派な騎士です。」
クリス:「確か“クリスタルナイト”といって、魔力を反射する特殊なクリスタル製の防具に身を固めていたと思います。」
クリス:「思い切りのよい方で、小手先の防御など突き崩してしまう剣腕をお持ちでしたね。今回の南征にも、自ら剣を執って参加していたはずです。」
GM:さすがに騎士として学んでいるだけあって、クリス姫はすらすらと答えます。……武芸方面のことだけを。
アールゥ:魔法攻撃が効かない……と。
アールゥ:「……今回の急な訪問について何か心当たりはありませんか?」
クリス:「そ、それは……」
GM:と、急に口ごもってしまったクリス姫の傍らで、ティアナ姫がくすくすとおかしそうに笑い出します。
アールゥ:「???」
ティアナ:「ふふっ……実はですね、フェイ侯爵はクリスの婚約者として名の挙がったことのあるお方なのですよ。」
クリス:「てぃ、ティアナ!? 何も今、そのような……!」 顔を赤くしてあたふたとなります。
アールゥ:挙がったことのある……過去形ですか。
GM:話が持ち上がっただけで確定はしていない、ということです。
ティアナ:「あら、無関係ではないでしょう? だって、凱旋は一ヶ月前に終わったということは……」
ティアナ:「馬車での旅ですと、ベルクシーレからこちらまで一ヶ月ほどはかかりますよね? 侯爵は王都で休む間もなく、まっすぐこちらへいらしたことになると思うのです。」
アールゥ:「なるほど……遠征で一旦話の方は保留になっていたわけですね。」
クリス:「い、いえ、その……三、四年も前のことでしたから、私もまだ幼く、うやむやになっていたのです。」 ティアナを横目ににらみながら、しどろもどろになりつつ答えます。
アールゥ:あの横柄な態度はともかく、話聞くだけでは悪い感じがしない(笑)
セラ:私は悪い感じがしました。気のせいだといいんですけどね
レンハ:面倒くさい感じがした
GM:PC1ィーッ!(笑)
ティアナ:「あら、でも……」 と、笑いを収めたティアナ姫は考え込むそぶりを見せます。
アールゥ:「……どうなさいました?」
ティアナ:「……アールゥさんもお聞きになっていましたよね。行くあてもなく王都を飛び出した私たちが、赤竜伯のことを思い出し、こちらに身を寄せることにした、と……」
アールゥ:「……はい。」
ティアナ:「私たちがこちらに着いたのが一月前、兄上……陛下がフェイ侯爵と共に凱旋したのも一ヶ月前のはずです。」
アールゥ:「凱旋したばかりなのに、正確に姫様の居場所をつかんでいた……ということですね……」
ティアナ:こくりと頷きます。
クリス:「……そうね。」 さっきまでご立腹だったクリス姫も、不思議そうに考え込みます。
ティアナ:「すみません、私の考えすぎかもしれませんね。侯爵ご自身に聞けば、納得のいく答えをいただけるかもしれません。」
フェイ:「私がどうかされましたかな?」 と、そこで部屋に入ってきます。
アールゥ:姫様の部屋にノックも無しに失礼な
GM:したんじゃないですかー? 話に夢中になってただけでー。(すっとぼけ)
GM:後はもう給仕はお邪魔とばかりに追い払われるので、アールゥさんの情報収集はここまでです。
アールゥ:「では、失礼いたします」と礼をして出て行きます
アールゥ:ていうか
セラ:……フェイさんは姫君が二人いるって知ってる側の人間なんでしょうかね。 (※↓ほぼ同時に)
アールゥ:フェイ公爵は姫様ズの事ご存知なのですか? (※↑ほぼ同時に)
セラ:知らない側の人だったらそれこそ暗殺フラグなんですけど あ、私が暗殺する側でフェイさんがされる側ね
アールゥ:たぶん知ってるんじゃないですかね……当然公に出来ない方法で
GM:双子の件は、“王都の貴族内では公然の秘密”ですから。
セラ:ああ、王都の貴族なら知ってるのね。
アールゥ:なるほど
* * *
GM:さて、続いてはセラさんですかね。
セラ:さーて器用で情報収集かー、器用かー。
セラ:(チラッチラッ)
GM:フェイ侯爵相手の判定は、うまく話に付き合うことができるかどうかということで【精神】だったりします。
GM:まあ、目標値23とか言ったりはしませんので……(笑)
アールゥ:私だけですか……(笑)
GM:クリス&ティアナだけ、です!(笑)
アールゥ:メイドは気配りが大切ですからね……皆感知は高いのですよ
セラ:ええええーと……また《ダンシングヒーロー》とフェイト1点かな……フェイト大丈夫かな…… 5d6+2
Dice:5d6+2 = 14 (5d6: 1+6+2+4+1) + 2 = [16]
セラ:振るわないけど振りなおすほどじゃない気がするなあ。
GM:おお。目標値は15でした。
セラ:わーい。
GM:では、ゴートの騎士とも近衛騎士とも毛色が違う感じの騎士たちに監視される中、フェイ侯爵にお目通りを願うことができました。
セラ:「クリスティアナ様の命により参上した! 死ねい」
GM:よーしクリスタルナイトと騎士モブが相手だな
フェイ:「おや……さっきは失礼したね。そういえば、昨日も道端で会っていたかな?」
セラ:「あら、気づいてました?」
フェイ:「昨日の今日だからな。」 と苦笑します。
フェイ:「それで、君は? 見たところ、館の人間ではないようだが……」
GM:……と、侯爵の方はセラさんのことを、昨日「道端で会った相手」としか把握していないようです。
セラ:三人目の姫君です
セラ:「あ、えーと……覚えてません? 旅の奇術師の弟子をやってたセラですけど」
セラ:これで思い出さなければその脳みそをえぐりだすまでよ
フェイ:「奇術師……余興でもやらせたことがあったかな。」 返答はあいまいです。
アールゥ:どうぞ、えぐり用ナイフです。セラ殿
GM:くっ、防具を装備する時間をよこせ!
セラ:《ピンポイントアタック》
GM:ぬわーっ!……じゃねえよ!
レンハ:惜しい人をなくした
フェイ:「……それで一体何の用かね。奇術を披露しにでもきたのか?」
セラ:はて。パトロンなんてしてた人が忘れてるってどういうことだろ。私のことを忘れてるならともかく。
GM:貴族様もお忙しいですからねー、一介の奇術師のことなんて忘れちゃっててもおかしくないですよねー。(白々)
アールゥ:むしろ知らないふり……と
セラ:「あ、ちょっとお聞きしたいことがあって……」
フェイ:「手短にな。」
セラ:「じゃあ、手短に。……なんで、姫君がここにいると、分かったんですか?」
セラ:先の情報収集の結果知らなくてもこのくらい言っていいよね?
GM:私は一向に構わんッ
GM:では、質問を受けた侯爵の顔が急に険しいものへと変わる……かと思いきや。
セラ:ちょっちょっと待って戦闘の準備はまだ…… うきゃぁー
フェイ:「なんだ、そんなことか……幻竜騎士団に守られた馬車の道行きなど、民草の記憶に残らないはずもあるまい?」
GM:第二話の“網目の街”グロークでも噂にのぼってたくらいですからね。どうやらそれを頼りに追ってきた、ということらしいです。
セラ:一応それっぽい理由のような気がする。……本当に? 大丈夫?(落ち着け)
アールゥ:グロークでの忍達の親分……で、説明がつk(おぃ)
フェイ:「なんだ、私が斥候か何かを放っているとでも思ったのか? ふん、私からしてみれば、君の行動の方が怪しいと思うがね。」
GM:と、不愉快そうな視線を向けてきます。……どうやら、昨日こっそりつけていたのがばれているようです。
セラ:「え、そうですか?」 15なら十分だと思ったのにー。(15だったかどうか覚えてないけど)
フェイ:「話は済んだか? もういい、下がれ。」 と手を打ち振ります。
セラ:「まだ済んでませんよ、あなたの命をまだもらってませんから」
GM:な なにをするきさまー!
セラ:じゃさっさと逃げよっと。 「はーい。お忙しいところお邪魔しましたー。」
アールゥ:ところでフェイ侯爵は姫様を2人共連れて帰ろうとしてるんですかねぇ?
GM:それはもちろん。
アールゥ:婚約云々なら一人で十分……なはず……ですが
セラ:二人とも始末するコースのような気がひしひしと
GM:むしろこんな辺境に姫君を一人残すというほうが中央の貴族としてはありえません、とか。
GM:だってここ国境沿いだぜ!?
アールゥ:でも始末するより姫様と結婚した方が王宮内での立場は上がるかと思いますけどね……
* * *
GM:さて、それでは最後のレンハさんにいきましょう。
GM:ルカ=ディエン伯は公務で忙しいので、会えるかどうかは【幸運】次第です。さあ来い。
レンハ:了解。幸運判定にフェイト二点。 4d6+2
Dice:4d6+2 = 12 (4d6: 1+1+4+6) + 2 = [14]
GM:……目標値は13でした。(笑)
レンハ:なんという……
GM:では、公務の隙にルカ=ディエン伯と言葉を交わすことができました。向こうもどうやら話すことがあったようです。
ルカ=ディエン:「……おお、レンハか。ちょうどよかった、伝えておきたいことがある。」
レンハ:「伺います。」
ルカ=ディエン:「うむ。先ほど、領内の近況に関する報せを聞いたのだがな……“目立った出来事はなかった”。」
GM:それだけ言うと、ルカ=ディエン伯はレンハさんを試すように様子を伺います。
アールゥ:目立たない事はあった……と(^^;
GM:うーん、そっちじゃなくて……(笑)
レンハ:フェイ侯爵の行動について、だろうか。
GM:正解ですね。
ルカ=ディエン:「要するに、“身分の高い人物の馬車に関する報せは一件もなかった”ということだ。」
ルカ=ディエン:「このことが何を意味するのか、それは自分で考えよ。……迂闊な事を口にすべきではないが、警戒はしておくように。」 後半はさすがに声を潜めて、囁きかけるようにします。
レンハ:「承知しました。」
ルカ=ディエン:「して、そちらは何用だ?」
レンハ:「侯爵が如何様な人物なのか伺っておきたく。」
ルカ=ディエン:「ふむ、侯爵の人為(ひととなり)か……」 顎に手を当てて思い出します。
ルカ=ディエン:「顔を合わせたことは数えることしかないが、自信を持った、思い切りのいい御仁だったな。政治にも武芸にも、その性質がよく現われていた。」
ルカ=ディエン:「お前にもそろそろ、政治の方を身につけてもらわねばな……」 と、最後は独りごちます。わかるのはこんなところですね。
レンハ:「至らず申し訳ありません。」
レンハ:申し訳ありません。
ルカ=ディエン:「うむ……今宵は空けておけ。落ち着いて話をしよう。」 レンハさんの肩を軽く叩くと、ルカ=ディエン伯は公務へと戻っていきました。
レンハ:「はっ。」 了解した。
GM:といったところで、情報収集のシーンは終わりとしましょう。
○ミドル・シーン9――ホロケウ
GM:洞窟を探索し、師匠を助け出した後のシーンです。場所は山村となるので、他の人たちは登場できません。
GM:師匠を小屋まで連れ帰り、診察したところ、幸いにも目だった怪我はありませんでした。
GM:しかし、ひどく衰弱……というよりも魔力を消耗しており、その日のうちは目を覚ますことはありません。
セラ:《メンタルリンク》を誰か
ホロ:一体何が……。
GM:そして翌朝のこと。看病にあたっていたホロさんの前で、師匠がゆっくりと目を開きました。
ホロ:「お師匠様!!」
師匠:「ホロ……? 帰って、おったのだな……」
GM:と、かすれた声が返ってきます。
ホロ:(色々聞きたいところだけど気遣って何も聞けない感じ。追々聞きたいところですけど。
ホロ:「はい……ええと、お身体の具合はいかがですか?」
師匠:「ああ、なんとかの……生き埋めを避けようとして、少し、魔力を使いすぎた……」
GM:洞窟の中で感じた不自然な風の流れはそのためだったようです。
ホロ:「あの洞窟はいったい……?」
師匠:横たわったまま、首を横に振ります。
ホロ:(お師匠様も知らない洞窟……?こんな近くに……?
ホロ:(それともまだ教えるべきではない場所だったり?)
師匠:「わしにも、分からぬ……夜泣草を採りに、夜の山に入ったところ……幻影の中から、連中が……」
ワッカ:(それで捕まって、色々あったわけかなぁー……)
ホロ:「相手に心当たりは?」
師匠:「一体、何者だったのか……不釣合いに豪華な馬車を、駆っていたようだったが……」
GM:ともあれ、不審者に見つかって洞窟に逃げ込んだところ、あの小部屋の入り口を崩落させられて、生き埋めになっていたとのことです。
ホロ:「豪華な馬車……(来る途中ですれ違った馬車を思い出してます)」
ワッカ:「ご主人様、もしかして来るときすれ違った馬車じゃないですか? ほら、なんかセラが追いかけていったあの……」
師匠:「ほう……? 何か、特徴は?」
ワッカ:「ええとこう……角とか生えてて?」
GM:一角馬車……?
GM:そういえばドリルユニコーンとかいう人造生物がいたな
ホロ:「いやいや……ええとですね……」(思い出してます)
ホロ:判定いりますか?
GM:ああ、思い出せないなら知力判定にしましょうか。
ホロ:2d6+11+2
Dice:2d6+11+2 = 3 (2d6: 2+1) + 11 + 2 = [16]
ホロ:ひくいー。
GM:十分ですね。確か馬車には、白竜と白イタチの紋章がつけられていたはずです。
ワッカ:「オコジョ! そうオコジョが付いてました! あとトカゲ!」
ホロ:「竜と、イタチだよ……。」
師匠:「わしが見たのもそれに間違いない……お前とすれ違ったということは、シャンパーの方へ行ったということか……?」 険しい顔で考え込みます。
ホロ:「そうですね、多分シャンパーに向かったと思います。」
ホロ:「一体何が目的でこんな山奥にあんな洞窟を……」
師匠:「もしや、山脈を……? こうしてはおられん、領主に連絡を取らねば……」 起き上がろうとして、再びベッドに倒れこみます。
ホロ:「だ、大丈夫ですか?!連絡は僕が取りますからお師匠様は休んでいてください!」
師匠:「すまんの……任せたぞ、ホロ……」 手を伸ばしてホロさんの頭を撫でると、疲れたように目を閉じてしまいます。
ホロ:「お師匠様……。」
GM:と、そこにケリィが訪ねてきます。
ワッカ:「(なんだろう、ここにいるとすごく安心感があるなぁ……。)」
GM:周囲に女がいませんもんね(笑)
ケリィ:「邪魔するぜー。ホロ、センセーはどうだ?」 一応声をひそめつつ。
ホロ:「大分疲れているようだよ、今眠ったところ。」
ケリィ:「そっか……お前も昨日から疲れてるだろ? 看病なら代わるぜ。」
GM:なんせHPとかMPとか減ったままですからね。
ホロ:「ありがとう、僕もう行かなくちゃいけないから……」 ふらふら
ホロ:(休んで戻ったほうがいいのかなぁ)
ケリィ:「お、おう? どっか出かけるのか?」
ワッカ:「ご、ごしゅじんさま! 無理してはだめですよ!……倒れたりしたら……(看病できるかなー)」
ホロ:(戻ったほうがいいですかね? 休んで戻っても問題ないかなぁ馬もあるし)
GM:まあ、休んでからにした方が賢明でしょうね。
GM:半日休めば、HPとMPを全快させていいですよ。
ホロ:では、逸る気持ちを抑えつつゆっくり休みます。
GM:はい。それでは夕方になってから、改めてシャンパーに発つということでいいですか?
ホロ:ですです。
ワッカ:その間看病と称してモフモフしてます。
GM:何をだ
GM:では、師匠の看病をケリィに託し、早馬でシャンパーへと馳せ戻る……というところで、シーンを終了しましょう。
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