○ミドル・シーン4――ホロケウ 登場判定:不可
GM:というわけで、白竜騎士ホロケウとお連れの二人は、ローンフット領主館へとやってきました。
GM:入り口には槍を構えた衛兵たちがおり、来訪の目的を鋭い声で聞いてきます。
衛兵:「ここローンフット領主館に、何用で参られた!」
セラ:宅急便
ワッカ:ちょ(笑)
GM:……で、どう応えます?
ホロ(アールゥ):「ちわー三河屋でーす」
ホロ:「クラウス・フォーミダブル様に新米騎士のホロケウが挨拶に参りました。」 とか?
レンハ:クラウスに付ける号は……
GM:騎士(ナイト)というのも爵位の一つではあるので、騎士クラウスで構いませんよ。
レンハ:卿、でいいか。
GM:サー・クラウスとか言うとかっこいいですね。
レンハ:「こちらは白竜騎士団に属する騎士、ホロケウだ。クラウス卿へ御挨拶に参った。」
衛兵:えっ!? という表情でレンハさんの示したほうを見ます。メイド……じゃなさそうだし、えー……? と。
ホロ:「クラウス・フォーミダブル卿に挨拶に参りました。」
GM:とりあえず、徽章を示していただけますか?
ホロ:キラッ
ワッカ:羊だよ羊
衛兵:「え、えーと……失礼ですが、身分を証明するものを……」
ホロ:とりあえず見せておきますね。偽者と思われるのもあれなので。
GM:ではそれを確認すると衛兵たちは「失礼しました!」と最敬礼し、すぐに中に通してくれます。
GM:そのまま他の人に案内されて、騎士クラウスの部屋へと向かっていると……その途中で、ある部屋の中から大きな声が聞こえます。
声:「ですから、何故この時期にっ……! ……、………………」
声:「……失礼します!」
GM:声に続いて扉をばんっ、と開き、中から出てきたのは、引き締まった体躯をかっちりしたジャケットに包んだ男性です。
セラ:レザージャケット(100G)
案内:「これは、クラウス様!」 それを見た途端、案内の人が即座に姿勢を正します。
レンハ:間が悪いときに居合わせたかな。それとも……
GM:あ、確認してみたところ「卿(ロード)」は男爵以上の本格的な爵位もちに使うようです。騎士号はやはり「サー」のようです。
GM:まあせっかくなので、クラウスも男爵位持ちということにしておきますね。
レンハ:日本語に直すと意味がずれるのか。了解した。
クラウス:「その者たちは?」 と苛立ちを含んだ目で問いかけたクラウスは、案内人の説明を受けると、ここからは自分が引き受けると言い出します。
クラウス:「私にあてがわれている部屋まで行こう。ついてきたまえ。」
レンハ:おお。直々に案内していただけるとは。
ホロ:すごいですね、なんだか。
GM:というわけで部屋に通され、給仕が茶などを運んできます。ホロさんの分だけ。
レンハ:従者は側で静かに立っていようか。
アールゥ:です。
クラウス:ホロさんの対面に着席したクラウスは自分のカップを一息に飲み干すと、はーっと大きな息をついて、気分を落ち着かせます。
クラウス:「すまない、少し気が立っていてな……改めて、白竜騎士団所属のクラウス・フォーミダブル男爵だ。君は?」 と、ホロケウさんに握手を求めます。
ホロ:「ホロケウと申します。」 下手なことを言うとぼろがでそうだ。
レンハ:ボロも何も、ホロ君が持っているのは正真正銘、姫君から賜った称号だ。恐れることはないよ。
ホロ:あぁいえ、田舎物だからという意味で……
レンハ:とりあえず丁寧語ならきっと寛大に受け止めてもらえるさ。
クラウス:「そうか、よろしく頼む。」 衛兵とは違って、子供の姿の白竜騎士にも動じることはありません。フィルボルだと思われているのかもしれませんが。
クラウス:「それで、今日はどんな用件で? もしかして、今回の作戦に加わるつもりで……?」
ホロ:検問を通らせてもらう旨をつたえますね?
ホロ:ちょっと大きな犬と一緒に通るのですがと
レンハ:ああ、あくまで検問の話だけで良いと思う。できれば作戦に加わるのは避けたいところだ。
GM:すると当然、目的を訊かれますが……どう答えますか?
セラ:山菜採りです
ホロ:え? 目的? どうしよう。
GM:何せ、近く攻め入ろうという先に行きたいというんですから、適当な理由では納得しませんよ。
ホロ:姫様より賜った特殊任務で
セラ:!?
GM:バレたらすっごい大変なことになりそうですね!
レンハ:断られたとしても、実情を知ることができれば収穫だろう。嘘を吐いてまで押し通すのは難しかろう。
セラ:チチキトク スグカエレって電報が来まして
レンハ:言い訳ランキング上位
ホロ:スパイ活動ですみたいなのでだめかなぁ……
GM:アールゥさん、何かまともな案を!
クラウス:「……どうした、言えないような理由なのか?」 段々眉がつりあがってきますよ。
アールゥ:北に故郷があって、戦の噂を聞いて家族を迎えにいきたい……とか
アールゥ:あんまし良い案浮かばなかった……orz
レンハ:もうそれでいいんじゃないかな
ホロ:テロ活動に……
GM:おい誰かこの騎士どうにかしろ
ホロ:「実は僕にはたった一人の家族がいまして……」
レンハ:アールゥ案が採用された
セラ:いや、ここからキトク案につながるはずです(しつこい)
ホロ:「北が戦場になる前に妹を迎えに行きたいのです……」
ホロ:「理由が理由なのでつい言葉を濁してしまい疑われるようなまねをしてすみません。」
GM:うーん……では、【精神】での判定としましょう。真っ赤な嘘ですし、達成値に-3のペナルティが入るものとします。
セラ:《結束》だ!
GM:ここでかよ!(笑)
レンハ:嫌な結束の仕方だ
アールゥ:でもここは……《結束》のしどころですっ(笑)
ホロ:とりあえずふぇいと2点使います。
アールゥ:結束で1点ホロ殿へ。(笑)
レンハ:《結束》で1点渡す。ここでばれたら色々とまずい。
ホロ:4d6+2d6+11
Dice:4d6+2d6+11 = 20 (4d6: 4+4+6+6) + 8 (2d6: 2+6) + 11 = [39]
アールゥ:見事な嘘です
GM:わははははは。
ワッカ:超くりてぃかる
レンハ:何か腑に落ちないところはあるけども
GM:で、では……
クラウス:「……確かに、個人的な理由だな。」
ホロ:「こうしている間にもピリカは僕が迎えに来るのを待っているんです……」
クラウス:「一つだけ聞かせてくれ。今回の計画のことは、どこから?」
GM:実は情報収集の達成値22って、「国家の機密」レベルなんですよね。
ワッカ:にょろーん、どこからって……
GM:街の噂で聞きつけた、とかでもいいですよ。
ワッカ:むらびとがいってたよ!!
アールゥ:身分は明かせませんが大変頼りになるさる高貴な方から教えていただきました……とか
レンハ:ん、あれ、情報収集で得た情報って……あ、クラウス卿がここに居ること自体がそうなのか
セラ:ああ、なるほど。ブルムを侵攻することが分かるはずがないってことかな?
レンハ:あ。確かに。
セラ:でもこのあたりに戦力が集まってるってことさえ分かれば予想がつく範囲のような気がするかも。
ホロ:「実に簡単な推理です、徴兵された男手、街に伝わる殺気立った雰囲気……これらを祖言う合意して考えればおのずと答えは見えてきます。」 とか?
GM:おおかっこいい!
アールゥ:フォーキャスターよりフォーキャスターらしい(笑)
GM:では、クラウスは、それもそうかと言って気を抜きます。
レンハ:なんとかなったんだろうか……
クラウス:「わかった、検問の通過を認めよう。だが、帰りはこの地方に立ち寄らず、別のルートで山脈を越えたほうがいいだろう。」
ホロ:「ありがというございます!」
クラウス:「ただ、北の小国家群まで戦に巻き込まれるようなことは……いや、なんでもない。」 と、何か迷ったそぶりを見せます。
ホロ:何かあるのかな?
レンハ:ふむ。
クラウス:「検問担当の騎士たちに使いをやろう。」 と、呼び鈴を鳴らして館内の人を手配します。
セラ:ところでこれって私は
レンハ:馬車の中に入っておきなさい
アールゥ:もう一人連れがいることを伝えておけばいいのでは?
クラウス:「さて……用件は以上かな。すまないが、私もやることが多くてね。」
ホロ:帰りますか?
ホロ:ですね。
ホロ:「あ、すいません、同行者がもう一人いるのですが……」 ええと理由は……
ホロ:従者と言っておいたほうがいいのかなぁ
クラウス:「ああ、構わないさ。」
クラウス:「道中気をつけて。君と妹さんの無事を願っているよ。」 と、別れの握手。
ホロ:握手&RTB
GM:りたーんとぅべーす、ですか。
アールゥ:そんな意味ですね
レンハ:深く礼をして去る。一時はどうなることかと思った……。
GM:では、検問の通行許可を得たところでシーンを終了します。
ホロ:りたーんとぅべっど
アールゥ:ベッド!?
GM:寝たーっ!?
○ミドル・シーン5――セラ 登場判定:不可
セラ:さて、美人設定が明らかになった私ですね。
GM:情報収集頑張ってください。というわけで手早く判定どうぞ。
セラ:《ダンシングヒーロー》フェイト1点! 4d6+8
Dice:4d6+8 = 12 (4d6: 1+4+4+3) + 8 = [20]
GM:まったくちょろい仕事だぜ!
セラ:国家の機密には届きませんでしたね
GM:それでも「特定の業界内の情報」は得ることができました。
14:団長の名前はジェラル・コバルト。友軍が壊滅しても彼だけは必ず生還すること、また魂を刈り取るかのようなその剣の冴えから、“死神”とあだ名されている。
セラ:へえー、誰だろうー?(棒読み)
レンハ:似たような境遇の人物が身近に居た気がする。気のせいか。
アールゥ:気のせいです
GM:死神メイド
GM:あとこれはおまけですが、ギルド:青剣旅団のギルドスキルは、《限界突破》《蹂躙作戦》《突撃部隊》10 《背水の陣》《疾風怒濤》《破砕突破》です。
セラ:わあ。
GM:注目すべきはダメージ+30ですかね!
セラ:やだなあ固定値の鬼は怖いなー。
※本日の「お前が言うな」はこちら。
GM:では、情報をつかんだところでレンハさんたちと合流して検問へ、ということでいいでしょうか。
セラ:はーい。
GM:では、シーンを変更します。
○ミドル・シーン6――レンハ
GM:霊峰ユーティラプスへの登山口は、ローンフットの裏門を出てすぐのところにあります。しかし現在その周辺には、白竜騎士団により検問が敷かれています。
GM:皆さんが訪れたときもちょうど、何人かの巡礼者が検問に引っかかり、通行の許可を得られずにしぶしぶ引き返していくところでした。
セラ:「ほらレンハさん、こういう情報が手に入りましたよ。良かったですね。ふんっ」
騎士:「さて、次は……君たちも入山希望者か?」 と、検問の騎士が声をかけてきます。
GM:……だ、誰も応えてくれない!
セラ:ほら、従者だし(逃げた)
ワッカ:「かくかくしかじか」
アールゥ:ワッカが答えた
GM:ま、まあいいか……
レンハ:すまん。クラウス卿から許可を頂いている旨を伝えておこう。
騎士:「これは失礼した。クラウス殿から話は聞いている。」 と、どこか冷ややかな目でホロケウさんを見ながら答えます。
GM:というわけで騎士たちは封鎖を解いて、馬車が通れるようにしてくれます。
ホロ:しすこんと思われてる!
GM:違う!(笑)
アールゥ:まあ、見た目だけなら……なんでこんな子供が騎士になれてんだ?……ってとこでしょうね……
GM:うーん……実際のところは、騎士団員として戦列にも加わらず、個人的な事情で国境を越えることに対する白眼視、ですね。
GM:もちろん見た目が子供だから、というのもあります。それに個人的事情の優先も加わって、なんだ中身も子供か、というような。
ホロ:まぁそうでしょうね……
レンハ:バスなんかも子供料金で乗れr
レンハ:通れれば良い。後の問題は……
レンハ:はあ、一介の騎士には荷が重い問題だ……。
GM:では、冷ややかな目で見送られながら入山を果たす……というところで、シーンを終了しますよ。
セラ:案外あっさりいけましたね。あっさりのうちだよね。
レンハ:戦闘しなかったし十分あっさり。
GM:ええ、比較的穏当に済みましたからね。目を逸らした問題もありますが。
アールゥ:です。
GM:では、次のシーンへ。
レンハ:了解。
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