○今回予告
エリンディル大陸の西、遥か海の向こう……覇権を求め、戦乱の続く大陸・アルディオン。
時は帝紀724年10月、グラスウェルズの一地方。不作に悩まされる山村に、凶兆の黒竜の影が差す。
領主の命を受け、黒竜退治に向かう騎士とその従者。村を救うため手を尽くす隠者(の弟子)と、彼に手を貸す旅人。
彼ら四人が出会うとき、竜輝石はその姿を現わす。
アリアンロッド・サガ『白竜王国の赤竜伯』
戦乱の舞台が、君を待つ!
○ハンドアウト&PC紹介
GM:続いて、各PCの簡単な自己紹介をお願いします。フルネームにクラス、種族、性別。ライフパスや外見的特徴、戦闘スタイルや一人称なんかを。キャラ口調だとつかみやすいかもしれません。
GM:PC番号順に、レンハさん、アールゥさん、ホロさん、セラさんの順でどうぞ。終わったら以上と告げて、次の人に回してください。
レンハ:了解。
アールゥ:わかりました。
GM:ではどうぞ。
PC1用ハンドアウト:辺境の騎士
推奨クラス:前衛系(PC2と応相談) 非推奨クラス:シーフ系
コネクション:ルカ=ディエン 推奨関係:主人、後援者、恩人など
あなたは“白竜王国”グラスウェルズの西部・ゴート地方の領主に仕える騎士である。
この歳になるまで大きな戦もなく、あなたは平和ながらも退屈な日々を送っていた。
ところがある日、あなたは領主であるディエン伯に呼び出され、こう命じられる。
“東の山の頂に棲みついた黒竜を退治して参れ”――ついに、あなたの剣が抜かれる時が来たのだ。
レンハ:名はレンハ。ナイト/サムライのドラゴネットの男だ。身長は2m超で、手足や尻尾にドラゴンの特徴が出たメディオン。出自が騎士で境遇が超貧乏だが、運命は名声だそうだ。
レンハ:行動値が高いから、ラッシュで安定した威力が出せる。単純な攻撃と防御が得意分野だ。
レンハ:これで必要なことは言ったと思う。以上。
GM:あ、一つ確認を。レンハさんの年齢はシートによると70歳とのことですが、外見年齢はどんなものでしょう?
レンハ:む。四十代くらいで考えている。
GM:渋い!……こほん。
※レンハさんの種族、ドラゴネット(メディオン)の平均寿命は約150歳。つまりレンハさんは男盛り。
アールゥ:次はわたしですね。
PC2用ハンドアウト:騎士の従者
推奨クラス:後衛系(PC1と応相談) 非推奨クラス:特になし
コネクション:PC1 推奨関係:友人、主人、家族など
あなたはPC1に仕える者の一人である。あなた自身のPC1個人への好悪は別として。
その関係は堅苦しいものかもしれないし、気安いものかもしれない。
そんなある日、PC1が領主から、黒竜退治の任務を下されたという。
もちろん彼を一人で行かせるわけにはいかない。それが従者というものなのだから。
アールゥ:名前はアールゥ。プリースト/フォーキャスターのエクスマキナです。
アールゥ:見た目17~18歳くらいの銀髪ロングヘアの女性型です。
アールゥ:出自は出生の謎で、自分がどこで作られたかは不明です。そして、昔組んでいたパーティが全滅して一人生き残り、レンハ殿の父上に助けられました。
アールゥ:以来、レンハ殿の家にお仕えしています。ですので境遇は死神。運命は忠誠です。
アールゥ:使い魔として鷹を連れています。
アールゥ:ちなみに常時メイド服です……クルセイダーガーブをメイド服に改造してます。(ぇ)
GM:!?
アールゥ:あ、得意分野は回復と支援専門で攻撃系はありません。
アールゥ:《ヘイスト》LV4でレンハ殿の動きがすばらしいものに
アールゥ:以上です。
ホロ:ええと……じゃあ、次は僕ですね。
ワッカ:いえいえ、ここは私にお任せください。
PC3用ハンドアウト:山村の隠者(の弟子)
推奨クラス:後衛系(PC4と応相談) 非推奨クラス:ウォーリア系
コネクション:ケリィ 推奨関係:友人、腐れ縁、貸しなど
あなたは、ゴート地方の山間の村に住まう隠者(の弟子)である。隠居の理由は自由に設定してよい。
知識や技術をひけらかすことはないが、その片鱗を示すだけでも、村の者たちには重宝がられている。
ところがある日、あなたは近くの山頂に、凶兆とされる黒竜の姿を見つけてしまう。
果たして村を襲う食糧難。この窮状を救えるのは、もはやあなた(と師匠)しかいないのかもしれない。
※「隠者よりもその弟子がいい」というホロさんの希望(設定)を容れて、今回予告とハンドアウトに( )書きが追加されています。
ワッカ:ご主人様は、エルダーナンのウィザード/メンターで、見てのとおり10歳前後です。(実年齢は不明です)
ワッカ:あ、申し送れました、私、ご主人様のパートナー(使い魔)でワッカといいます。
ワッカ:あれ?
ホロ:人見知りが激しい魔法使いの弟子です……
ワッカ:金髪碧眼の美少年です!(ぉ)
ホロ:ちょっ
GM:なんかのっけから愉快なキャラだ……!
ワッカ:←の外見設定は、メイド服姿の叡智の妖精です。
ワッカ:ご主人様に気に入ってもらえる=メイド という変な精神構造の妖精ってことで。
GM:妖精……怪精……?
ワッカ:そういえば空飛べるんですかね?
GM:叡智もといリドルの妖精は飛んでましたね。水の妖精ニクシーは基本飛べません。別に飛んでもいいですが。
GM:水流ジェット噴射で
ワッカ:なるほどー……
ホロ:得意魔法は氷系です。よろしくお願いします。名前の由来はアイヌ語からの引用です。
アールゥ:ヨイツの賢狼かと(略)
ホロ:ええとあとは……
GM:(ライフパスとか)
ホロ:(ええと、微妙なところが思い出せないので以上でっ><。
セラ:そういえばシートが(手元に)ないんでしたっけ
GM:シートでは一応、英才教育/師匠/絶望ということになってますので、と補足。お次どうぞ。
PC4用ハンドアウト:流浪の旅人
推奨クラス:前衛系(PC3と応相談) 非推奨クラス:アコライト系
コネクション:PC3 推奨関係:あこがれ、借り、恩人など
あなたは各地を渡り歩く旅人である。旅の理由は自由に設定してよい。
ところがこのゴート地方に至り、あなたは不覚にも行き倒れてしまう。
目覚めたあなたが最初に見たのは、自分を助けてくれたPC3の姿だった。
このまま去るというのは自分の性分に合わない。何かお返しをしなくては。
セラ:私はセラ。フルネームは考えてなかったから、そのうち考えるかも。エクスプローラー/メンターのヒューリンだよ。
セラ:性別は女性で17歳、ライフパスは出自が隠れた才能、境遇が師匠、運命は旅立ちなんだって。
セラ:最近ようやく一人前だって認められた旅の奇術師なんだ。今は師匠とは別行動で旅をして、各地で奇術を披露してるよ。
セラ:器用だから罠関連は任せて。戦闘は、奇術を応用して何とか頑張るよ。
セラ:使い魔として鳩のエリンを連れてるけど、そういえば最近外に出してないなあ……
セラ:こんなところかな?
GM:はい、ありがとうございました。
ワッカ:奇術師=奇策士?
アールゥ:言うと思った(笑)
セラ:手品師だと思っていただけるといいかと
GM:権謀術策はむしろフォーキャスターのアールゥさん
ワッカ:使い魔多いね!
GM:よくあること。
ワッカ:モンクが多いのと一緒?
アールゥ:実用性抜群ですので。<使い魔
GM:エクスプローラーより行動値の高いナイトとか、そのナイトよりHPの高いプリーストとか、突っ込みどころは色々ありそうですが後のお楽しみ。
セラ:鷹と鳩の壮絶な何かが見えた気がするよ
GM:やめて食物連鎖やめて
○PC間コネクション
GM:では続いて、PC間コネクションの締結を行います。PC1→2→3→4→1の順ですが、ハンドアウトでPCに取るように指定されているPC2→1とPC4→3もここで決めてしまってください。
GM:コネクションを持っているからといって、会ったことがあるとは限らないので、「初対面で抱く感情」などでも構いません。
アールゥ:当然、主人です。ちなみに父上殿は恩人になります。
GM:アールゥさんからレンハさんが主人、と。
レンハ:アールゥに対しては友人かな。こちらとしては、彼女とはあまり上下関係を気にしたくないから。
ワッカ:ホロ→セラだと……どうなんだろうなぁ……
セラ:まずホロさんに対しては恩人かな。レンハさんには……どうだろう、振ってみようかな?
ワッカ:三角関係?
GM:誰とだッ!?
ワッカ:もちろん私とですよ!
レンハ:一人あぶれるのか
セラ:試しに振ってみるよ! 2d6
Dice:2d6 = (9: 6+3) = 9
レンハ:恨まれた気がする。
セラ:仇敵。……うわあ。
ホロ:ガクブル
アールゥ:おやおや。
GM:ははは。やり遂げる自信があるなら6○系も一向に構いませんよ。
セラ:よく見たら6~って悪いのばっかりじゃない!
GM:ちなみに十と一を入れ替えると「腐れ縁」ですね。
セラ:腐れ縁……どんなのだろう?
ホロ:ウマが合う……気がする?
セラ(ホロ):「べ、別にあんたに手を貸すわけじゃないんだから(略)」
GM:「あなたと彼とは何かと縁がある。前世の因縁か、何かの呪いか。とにもかくにも、彼の顔はトラブルの予兆と言ってもよい。」……これから起こる波乱の予兆を感じ取る、とかでも。
セラ:ああ、なるほど。それいいね!(いいんだ)
レンハ:こちらも異論はないよ。
GM:あとはアールゥさんからホロさんへと、ホロさんからセラさんへですね。
アールゥ:友人……? かなり昔にパーティを組んだことがある……とか。
GM:見た目十歳ー!(笑)
GM:(年齢不詳ポイントがぐーんと上昇)
GM:その場合は「忘却」でも面白いかもしれませんね。
アールゥ:なるほど。とりあえずホロ殿に聞いてみましょう。
アールゥ:と、いうことでわたしからホロ殿へのコネクションは友人……でよろしいでしょうか?
アールゥ:はるか昔にパーティを組んだ事がある……ということで……
ホロ:はい、それでお願いします。
アールゥ:ちなみにわたしは年齢不詳……かなり長い稼働時間であることは間違いありません。
アールゥ:あ……モップ型アークスタッフ……ってのもかっこいいかな(おぃ)
アールゥ:屋敷に仕えているときは普通のメイド服です。今回旅用に備えての特注品です。
レンハ:己の親父の代から仕えてるということは、50年くらい……。常にメイド服……。
GM:その己はもしや「おれ」と読むのでしょうか
レンハ:左様。たまたま山月記に触れる機会があったもので。
アールゥ:まあ、だいぶ古いですね……お仕えしてから……
GM:もうメイド長とかそんなものでは効かないというかパーティ組んでた頃より長いんじゃないでしょうかメイド歴。
アールゥ:たぶんメイド歴の方が長いですね……今となっては。
GM:このたび五十年ぶりにモップを取ってみたところCL12でした。実は凄いキャラだこの人!
セラ:ぶっちぎりで最年少の予感がした!
GM:所詮はヒューリン……我らの中では最も短命よ……
アールゥ:ちなみにフォーキャスターの能力はメイド長で他のメイドを動かしてたら自然と身につきました(ぇ
GM:家事は戦場だ……!
レンハ:逆らえないね
GM:最後はホロさんからセラさんへ、と。
ホロ:ほっておけない? とか?
GM:拾った行き倒れにどんな感情を抱くのかですよね。「貸し」でも「庇護」でも。
ホロ:「庇護」で!
セラ:はーい。
ワッカ:あんたがったどこさ?
○ギルドスキル
GM:さて、最後にレンハさん、ギルドスキルの選択をお願いします。
レンハ:ふむ……
GM:《緊急招集》 《限界突破》 《最後の力》1 《陣形》 《ギルドハウス》 《協調行動》1 《結束》 《精鋭部隊》1 《GH:アリーナ》1 《命の泉》《力の泉》という、GMの趣味に偏ったラインナップ!
GM:合計するとレベル20なので、8ほど減らしてください。
セラ:命の泉と力の泉は欲しいかなあ。でもそれだけで8レベル分……
GM:実は《力の泉》はそれほど必要ないかもしれませんよ、とファミリアを眺めて呟く。
ワッカ:えっへん。
ワッカ:(口調と雰囲気は、某叡智の妖精です)
GM:(そういえばニクシー(水の妖精)にしたんでしたねワッカ)
ワッカ:(ですです)
アールゥ:意外とMPの消費は激しそうなんですよね……今回は……
レンハ:……
レンハ:《陣形》《命の泉》《結束》辺りは取るとして……
アールゥ:限界突破はあると便利ですよね
セラ:緊急招集、ギルドハウス、協調行動、精鋭部隊、GH:アリーナあたりは削っていいかも。
セラ:と、緊急招集超プッシュした私が言う
レンハ:《最後の力》《限界突破》はとってもよさそうだな。
レンハ:お、ちょうど8レベルか。
レンハ:良し。《陣形》《命の泉》《結束》《最後の力》《限界突破》《力の泉》……でいいだろうか。
アールゥ:よろしいかと思います
GM:了解、と。
セラ:こっそり13あるような……?
GM:力が5、命が3、他はLV1が四つなので12ですよ
レンハ:おや? 1+3+1+1+1+5……あ、《結束》が2か?
セラ:結束は2だよね?
GM:……あ、結束2ですね。
レンハ:では《最後の力》を削る。
GM:さらばだラストパワー。
○スキル
セラ:そしてプリプレイが終わる前に《パフォーマンス》でお金を稼ぐ!
GM:おおっと!
セラ:奇術でお金を稼ぐよ!
ワッカ:策を弄するのが策士なら、奇術を生業とするのが、奇術師だな。チェリオ
アールゥ:ところでメインのキャラはワッカなのでしょうか?(笑)
ホロ:「僕そういうキャラじゃないんで……(笑)」
GM:そういえばアールゥさんも《インテンション》開封とかありましたね。他は急ぐ必要はなさそうですが。
アールゥ:《インテンション》と《ファミリア》を開封しておきます。
GM:そして《力の泉》でコストを軽減するスキルのこともすっかり忘れていました。最初に所属しているのはレンハさんだけということになりますが、一応全員宣言しておいてください。
セラ:《コーデックス》と《力の泉》を併用した場合どうなるんでしょ?
GM:エラッタが出てました。ギルドスキルを先に処理するので、《力の泉》で半減してから、《コーデックス》の効果で減らしてください。
ホロ:24のスキルは10……と?
GM:そうですね。<24/2-2
セラ:なるほど。では《ウェポンクリエイト》を指定するよ。
セラ:ああ、そうだ今のうちに。いちいち宣言するのが面倒なので、私が使う《ウェポンクリエイト》は特に明言しなければ短剣を作成するということでお願いします。
GM:はいはい。
レンハ:己は《ラッシュ》を指定する。
GM:で、アールゥさんとホロさんは何を指定予定で。
アールゥ:《ポストヘイスト》でお願いします。
ホロ:えっと、《コキュートス》を。
GM:順当順当。
GM:では、メインプレイに移りましょう。
レンハ:応。
セラ:はーい。
アールゥ:はい
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