○レギュレーション
・キャラクターメイキング
成長点:750(参考:CL12の必要成長点が660)
所持金:23000G(500+750*30)
備考:ギルドはGM側で用意する『辺境騎士団』に所属してもらいます。
シナリオ開始時点では、PC1とPC2だけが所属していることになります。
ギルド:ゴート辺境騎士団
GL:10(成長点450)
ギルドマスター:ルカ=ディエン伯爵
ギルドスキル
レベル1:《緊急招集》 《限界突破》 《最後の力》1 《陣形》 《ギルドハウス》 《協調行動》1
(協調行動:《協調:一意専心》1 《協調:抜剣突貫》1)
レベル2:《結束》 《精鋭部隊》1 《GH:アリーナ》1
レベル3:《命の泉》
レベル5:《力の泉》
・舞台設定(第一話開始時点)
今回の舞台は、アルディオン大陸の東部に位置する大国、“白竜王国”グラスウェルズの一地方となります。(大陸全図参照)
『トラベルガイド ベネット見聞録』ではサポートされていない地方のため、地名や支配者など、若干のオリジナル要素を含みます。
また年代については、帝紀724年(リプレイ・サガの主な舞台から約90年前)とします。
・《ウェポンクリエイト》について
《ウェポンクリエイト》で作成した武器は、装備品から外して所持品に入れたり、その場に落とすこともできるものとします。またその場合でも、《ウェポンクリエイト》の効果が終了するまで、作成された武器は消失しません。
ただし、《スピリット・オブ・サムライ》や《キャリバー》で入手した武器と同じように、他人に渡すことはできないものとします。
・《ウェポンシュート》について
《ウェポンシュート》を使用するキャラクターが、《アンビデクスタリティ》や《ツインウェポン》を取得している場合、《ウェポンシュート》で両手に持った武器を使用することも可能とします。
また、《ウェポンシュート》を使用して、至近の対象に射撃攻撃を行なうことはできないものとします。
(※これらはそれぞれ、『上級ルールブック』にあった、「武器ひとつを使用し」という文言や、「至近距離のキャラクターを対象にできる」というトラブルシューティングが、『スキルガイド』ではなくなったためです)
○用語集
グラスウェルズ 【国家】≪公式≫
アルディオン大陸の東部を占める大国。“白竜王国”とも呼ばれる。本キャンペーンの時代設定である724年~の王都は“白竜の都”ベルクシーレ、国王は“騎士王”エグベルト。
大陸西部の“赤竜王国”レイウォールとは、統一帝の座を賭けて争う不倶戴天の仲。また、近隣国に対してはたびたび侵略戦争を仕掛けているため、メルトランドとも仲が悪い。
ゴート地方 【地方】
グラスウェルズの西部に位置する地方。ジョール山脈の南西側、メルトランドとの国境に位置する。本キャンペーンの時代設定である724年~の中枢都市は“外郭の街”シャンパー、領主は“赤竜伯”ルカ=ディエン。
陸路ではメルトランドとの、海路ではレイウォールとの国境に面していることから、軍事的に重要な意味を持つ地方ではあるのだが、東側には険峻なジョール山脈が延々と北に向かって続いており、王都ベルクシーレはその向こうにあるため、いざ侵略しようとする際の労力は途方もないものとなる。
ゴート地方が侵略されるような本格的な戦争は建国以来まだ起きておらず、そのためこの地方は、小競り合い一つない平和な状態を長年にわたって保っている。
また、主要な都市が山脈の向こうにあるために、中央との交流もほとんどなく、辺境と呼ばれるに相応しい地方となっている。
ゴート辺境騎士団 【団体】
ゴート地方で組織されている騎士団。団長は領主である“赤竜伯”ルカ=ディエン。位置づけとしては、グラスウェルズの正式な騎士団である「白竜騎士団」の下位組織にあたるが、実際に爵位や騎士号を受けているのはルカ=ディエン伯爵とその子レンハのみ。
また、PCたちの所属するギルドの名前でもある。ギルドスキルがGMの独断で取得されているため、定番の《祝福》《蘇生》《耐性》《修練》などが存在しない恐怖のギルド。代わりに《結束》が猛威を振るっている。
“網目の街”グローク 【都市】
ゴート地方の北部に位置する街。軍事的要衝である“外郭の町”シャンパーよりも人口が多く、乱立された集合住宅が織り成す、編目のように複雑な裏路地で知られる。第二話『統一帝の簒奪者』の舞台。
“純白竜”アイン 【神話】
神竜王セフィロスの現身の一体で、“深紅竜”アイン・ソフと対になる存在。無限の破壊を司り、グラスウェルズによって奉じられている。
ローンフット地方 【地方】
グラスウェルズの北部に位置する地方。ローン山脈の麓に広がり、ブルムや北の小国家群との国境に位置する。本キャンペーンの時代設定である724年~の中枢都市は“山裾の街”ローンフット、領主はディジット=アライス・ローンフット。
名産品は動物の毛皮など。グラスウェルズの領地拡大期に大きく栄えたが、ブルムの存在により北進が止まったため、近年はあまり注目されていない。第三話『神竜王の神託使命』の舞台。
“外郭の街”シャンパー 【都市】
ゴート地方の南部に位置する街。この地方の軍事的な要衝であり、領主であるルカ=ディエン伯が直に治めている。
国境警備の任に相応しく、公務の場として城砦が使用されている。またそれとは別に、領主の住む館も存在する。
“白竜の都”ベルクシーレ 【都市】≪公式≫
グラスウェルズの王都。ジョール山脈の高峰、ウォールド山の麓に位置し、峻険な山肌に背を預ける形で成り立つ高層都市。“天空都市”とも呼ばれている。
街の中央、最も高い位置に王宮があり、何層もの城壁が周辺を囲っている。中央に近いほど身分の高い者が住んでおり、逆に外縁に向かうほどに治安は悪くなる。
元々は辺境の城塞として建造されたバルモルという町だったが、グラスウェルズが北方に領土を拡大したのを受け、王家の避暑地として使われることになった。
帝紀723年、バルモル生まれのエグベルト王が、旧王都ベルクからの遷都を宣言。名をベルクシーレへと改めて、現在の形となった。
“純白竜の息吹”事件 【事件】≪公式≫
帝紀729年、ベルクシーレの白竜神殿で起きたベルク大神官暗殺未遂事件のこと。不意の突風が暗殺者の姿を明らかにし、大神官の命を救ったことから、突風を純白竜の加護になぞらえてこう呼ぶ。モルグインが壊滅する原因となった。
モルグイン 【組織】≪公式≫
グラスウェルズ王国の闇に潜む暗殺組織。王侯貴族とも繋がりがあり、彼らをスポンサーとして独自の魔法具を開発したり、魔導具を所有したりしていた。
帝紀729年、“純白竜の息吹”事件によりその存在が明るみに出るも、王家との関係を隠蔽するため徹底的に殲滅される。
名もなき古の神殿 【施設】≪公式≫
ジョール山脈の東部に広がる、ベルク大平原のどこかにあるとされる神殿。その場所を知るのはグラスウェルズ王家の人間と、白竜神殿の大神官だけだという。
即位した王はこの神殿に詣でる習わしになっている。一説には“純白竜”アインがいるとされ、強力な竜たちによって守護されている。
バルムンク 【組織】≪公式≫
アルディオン大陸の闇に潜む秘密結社。その名は“竜を狩るもの”を意味し、中には本来この大陸に存在しないはずの妖魔や魔族なども含まれている。構成員にはその能力から、武器の名を冠したふたつ名が与えられる。
目次へ