○ミドル・シーン7:今はもう戻れない――白崎
GM:フラグが経ったのでイベントが発生します。そんなわけで白崎さんの出番。
白崎:侵蝕。何かフラグになりそうなことがありましたっけ。デウスエキスマキナ? 1d10
Dice:1d10 = 2 (1d10: 2) = [2] (侵蝕率:64→66)
GM:情報収集を続けるあなたの前に、一人の人物が姿を現わします。
櫓:ひよこ仮面?
GM:畜生め
白崎:ひよこ仮面はみつけたら捕獲して飼います
GM:やめて!
“レインボウスネーク”:「――また会ったね、“臆する死神”。」
GM:あなたの前に現われたFHエージェントは、相変わらず武器も持たず、まるで戦うつもりはないようです。
白崎:「……“レインボウスネーク”……。」 正体が分かった手前、睨んでいいのか迷うところだけど……。
“レインボウスネーク”:「私のことは、どこまで調べたの?」
櫓:身長体重靴のサイズから好みのタイプまで
白崎:「……さあ。あなたに、教える必要はないと……思うけど」 今のところ敵か味方かもイマイチわかんないし。
“レインボウスネーク”:「それもそうね。じゃあ、勝手に話すから聞いてくれる?」 手近な壁にもたれつつ、世間話をするかのように語り始めます。
“レインボウスネーク”:「私がオーヴァードになったのは、1年前のことよ。このN市から引っ越していって、2年後。」
“レインボウスネーク”:「それから、“シャドウナイト”の下でいろいろやってきたわ。本当に、いろいろとね。」
GM:その顔に浮かぶのは、後悔を通り越した諦めの表情です。
白崎:おだんごの屋台等?
GM:敵役がただの商売敵に!
櫓:レネゲイド活性剤を仕込んだのはお前か
GM:えっちょっと待って何この裏話っていやねえよ
“レインボウスネーク”:「だから、もう私が望んだ世界に戻れないことも知っているわ。なんにも知らずに、ごく普通の生活を送っていたあの頃には。」
白崎:「……。」 コ、コーラ……。
“レインボウスネーク”:「でもそれは、あなたちだって同じ……あなたがどれだけ日常を守ったって、もう戻ることはできないでしょ?」
白崎:でもそれをUGNチルドレンに言うのはどうなのって気はするけどね、戻るも何も生まれつきオーヴァードって人もいるんでしょ
GM:ですよね。まあ、完全に平穏な日常を知らない純粋培養のチルドレンはそこまでいないとは思いますが……
櫓:とりあえず白崎さんは後天的のようだからいいんじゃないかな
白崎:「……そう、かな……。」 何だか同じようなことを言ってた人が居た気がするなー。ロイスどっかいったけど。(おい)
GM:せめて思い出の一品とかにしてくれればまだっ……(笑)
白崎:思い出の一品もロイスと一緒に蒸発させました
GM:哀れ
GM:ともあれ、“レインボウスネーク”はひとりごちるようにして、言葉を連ねます。
“レインボウスネーク”:「“シャドウナイト”は言ったわ。私の力と桜の主の力を利用すれば、この街ひとつを変えられるってね。」
“レインボウスネーク”:「そうすれば、私もこの街に戻ってくることができるかもしれない。」
白崎:なんだか本当に嚆矢と言ってることが被ってない?
GM:そうですね。オーヴァードである自分を受け入れてくれるよう、街(世界)を変える……ということですから。
櫓:『屍鬼』もそんな感じだね
GM:ただ少しだけ違うのは……“レインボウスネーク”の場合、その変革に巻き込みたくない人がいる、ということでしょうか。
白崎:オレかぁとかいいながら黄色いネズミが飛び出してきそうになったので睨んでおきました
GM:よくやった
白崎:「……うーん、別に、この街を変えなくても……戻ってくることくらい、できると思う……けど……。」 どぎまぎ
GM:その言葉に、“レインボウスネーク”は首を振ります。
“レインボウスネーク”:「私はもう、裏切り者(ダブルクロス)だから。彼と一緒に桜を見たあのときには、もう戻れない。」
“レインボウスネーク”:「もし戻ることができるというのなら……お願いだから、私を止めてみせてよ。」
GM:もう諦めたような、それでも助けを求めるような……そんな矛盾した言葉を残して、“レインボウスネーク”は去っていきます。
白崎:「肉体言語でいいなら任せて」 指パッチンでやぐらんと大神くんが現れる
GM:しゅ、《瞬間退場》ッ!……は、オープニングで使ったー!
櫓:あっちの支部長さんが乗り移ってないかい
GM:弱調での発言はいつもこんな感じですよあはは。
白崎:脳が茹ってるから仕方ないよね(えっ)
白崎:「……はぁ。何でみんな…… ああなんだろ……。」 オーヴァードになるくらいたいしたことじゃないのにね。(えっ)
大神:大したことあるよ! 人生変わっちゃうよ!
櫓:そもそも八割の人間は既に感染してるんだっけ。
GM:そうですね。発症はしてませんが。
GM:50%以下の狭き門を潜り抜けて超人になったと思ったら、力の使いすぎでいつ化け物になるかわからない。そんな日常。
GM:では、何もなければ情報収集のシーンに戻りますね。いいですか?
白崎:とりあえず今あったことは二人にも話しておきますね。……大神くんにはちょっと伝えづらいけど……うん、伝える。
櫓:セーブデータまた消したのか
GM:それはもういい
白崎:というわけで情報収集ですね!
GM:はーい。残ってる項目は、と……
・水城美香について 〈情報:UGN〉10
・“シャドウナイト”について 〈情報:UGN、学問〉〈知識:植物〉13
・桜の主について 〈情報:UGN〉10
GM:こんなところでしょうか。
櫓:これはあれか、UGNに成功するまで帰れまテン
白崎:えーとうーんと…… 桜の主について、行こうかな……。
大神:えーと登場できるんだよな。
GM:できますよー。
白崎:なんか大神くん侵蝕低いですね おだんごたべる?
大神:薬物扱い
櫓:ある意味水城さんの手作り
GM:今回の弱調は常に増してひどいな
白崎:二人は侵蝕を抑えておくのがいいかもしれませんね。《生き字引》を〈情報:UGN〉の代わりで……。 1+10d10/10
Dice:1+10d10/10 = 1 + max:10/crit:1 (10d10/10: 3+'10'+5+8+6+1+5+5+2+3) (侵蝕率:66→68)
GM:では、桜の主についてですが……こんなことがわかります。
・桜の主:
レネゲイドウィルスに感染しており、EXレネゲイドとなっている。
なんらかの原因で急速に侵蝕率が高まり、ジャーム化しつつある。
白崎:何が原因なんでしょうねー分からないなー
GM:そうですねー。周囲の地面になんか変なアンプルでも突き刺さってるのかもしれませんねー。
GM:……では、購入判定がなければシーンを終了します。
白崎:応急手当キット…… 3d10/10
Dice:3d10/10 = max:5/crit:0 (3d10/10: 1+3+5)
GM:お前に売る応急手当キットはねえ!
白崎:……。自分の傷は自分でなんとかしてください。うん。
GM:ははは。では次のシーンへ。
○ミドル・シーン8――大神
大神:1d10 登場。
Dice:1d10 = 8 (1d10: 8) = [8] (侵蝕率:46→54)
GM:この街に戻ることを望む“レインボウスネーク”。ジャーム化の進行しつつある桜の主。その双方を用いて、“シャドウナイト”は何を企むのか……
GM:というわけで、調査項目も残り少なくなってきました。何を調べますか?
白崎:登場。 1d10
Dice:1d10 = 4 (1d10: 4) = [4] (侵蝕率:68→72)
大神:シャドウナイトの13はさすがに届かないから、水城美香について調べる。財産ポイントを積んで通ればラッキー?
白崎:うーん、1回回れば13なら出そうな気がします。ダメなら《インスピレーション》ですね。“シャドウナイト”について、行きまーす。
GM:それ行けー。
白崎:《生き字引》を〈情報:UGN〉の代わりに。 1+10d10/10
Dice:1+10d10/10 = 1 + max:9/crit:0 (10d10/10: 7+5+3+3+5+9+4+9+6+7)
白崎:10……。財産ポイントを使っても届きませんね。 (侵蝕率:72→74)
大神:2d10/10 〈情報:UGN〉で。
Dice:2d10/10 = max:4/crit:0 (2d10/10: 4+1)
GM:二人とも失敗ですね。
大神:無理だった。
GM:《コンセントレイト》の使いどころだった気もします。
白崎:私のコンセントレイトはバロールですからね。新たにエフェクトを取得しないとダメです。
GM:……そういえばそうでした。
白崎:ちなみに《インスピレーション》の使用は次のシーンにならないとできない感じでしょうか。
GM:うーん、許可しましょう。わざわざエフェクトを使ってるわけですからね。
白崎:わーい。《インスピレーション》で“シャドウナイト”についての情報を根こそぎ要求します!(根こそぎて) (侵蝕率:74→76)
GM:では、灰色の脳細胞が導き出した答えは……!
・“シャドウナイト”:
EXレネゲイドに感染した植物の花粉を使った、レネゲイドウィルスの拡散について研究していた。
桜の主とレインボウスネークの能力を利用して、N市全域にレネゲイドウィルスを拡散させる計画を進めている。
GM:植物の研究者という表の顔がここで関係してくるわけですね。
GM:なお、計画の詳細については〈情報:UGN〉で11となっています。
白崎:レインボウスネークの能力って……? と思って情報収集の結果を見に行ったら変装だった
GM:本当にそれしか書いてないんですよね……まあ、ヒントとしてはシンドロームでしょうか。
白崎:私……情報収集で侵蝕90行くかも
GM:なにそれこわい
GM:ところで櫓さんは……
櫓:財産ポイントもろくにないからコネがない判定は絶望的なんですが
GM:経験点10使って〈調達〉を5伸ばすだけで常備化&財産ポイントはどっさり入りますよ
櫓:調達レベル上げるか……
GM:さて、購入判定がなければシーンを変更しますが、いいですか?
白崎:お、おうきゅうてあて…… 3d10/10
Dice:3d10/10 = max:7/crit:0 (3d10/10: 7+3+7)
GM:……本当に出ませんね。
GM:ビビリにつける薬はない?
白崎:ネコといっしょにコタツで丸くなりたい気分です(どんな)
大神:2d10/10 とりあえず。
Dice:2d10/10 = max:8/crit:0 (2d10/10: 8+5)
大神:あ、出た。
大神:ハッ宣言し忘れたけど応急手当セットで。
GM:戦闘もないのに侵蝕率と応急手当キットだけが溜まっていく……
GM:では、次のシーンへ。最後の情報収集シーンになるといいですね。
○ミドル・シーン9――櫓
GM:働け、馬車馬のように。
櫓:ひでえ
GM:この事件が解決したらどうせまたK市に帰っちゃうしと言わんばかりの使い倒しっぷり。
櫓:と、登場… 1d10
Dice:1d10 = 2 (1d10: 2) = [2] (侵蝕率:65→67)
白崎:1d10 登場。
Dice:1d10 = 1 (1d10: 1) = [1] (侵蝕率:76→77)
GM:さあ、残る項目の調査をどうぞ。どちらも〈情報:UGN〉ですね。
櫓:じゃあ、経験点10点を消費して調達を5あげられるのかな。
GM:1→6ならちょうど2点×5ですね。5で止めておくと消費経験点が30になるので、エフェクトを一つ取得できる余裕が残ったりもしますが。
櫓:では、8点消費して調達を1から5へ。
GM:常備化&財産ポイントが8点増えました。おめでとう!
白崎:えー……と、すると、目標が11なら確実に成功できるのかな。
櫓:財産ポイントの使用は判定の直前ですか?
GM:前でも後でも。足りなかったときに足してもいいですよ。
櫓:よしこい。残ってる判定なんだっけ。
・水城美香について 〈情報:UGN〉10
・レネゲイドウィルス散布計画について 〈情報:UGN〉11
櫓:散布計画について調べましょう。
白崎:水城美香について。
GM:ところで今回気づくとロイスが全然結ばれてない気がするんですが大丈夫ですか?
白崎:《生き字引》を〈情報:UGN〉の代わりに使って……ってロイス
GM:まあ今言うことじゃなかったですね。さあ来い。
白崎:1+10d10/10 ダイスが7以上なら……(フラグ)
Dice:1+10d10/10 = 1 + max:10/crit:1 (10d10/10: 5+7+1+'10'+6+9+5+5+8+5)
白崎:成功ですね。さっき出ましょうよ。 (侵蝕率:77→79)
櫓:実は1が出ると成功しない罠。 1d10/10
Dice:1d10/10 = max:4/crit:0 (1d10/10: 4)
GM:し、侵蝕率ボーナス……
櫓:ぉぅっ 1d10/10
Dice:1d10/10 = max:6/crit:0 (1d10/10: 6)
櫓:財産ポイントを5点消費だ。支部長から軍資金が出たのかな。
玄樹:危険手当のつもりで渡したのだが、調査費用と勘違いされたようだ……まあ構わんか。
櫓:えっ
GM:では結果発表ー。
・水城美香:
1年前に美香が巻き込まれた事件は、レネゲイド事件としてUGNに報告されている。
その事件の際、彼女はレネゲイドウィルスに感染し、オーヴァードとなった。
その後、FHエージェントとして活動している。コードネームは“レインボウスネーク”。
GM:とまあ、美香からでも“レインボウスネーク”からでも辿れるようにはなってました。そして散布計画については……
・レネゲイドウィルス散布計画:
ジャーム化させた桜の主に、“レインボウスネーク”が《融合》することで、レネゲイドウィルスに感染した花粉をN市全域に散布するという計画。
N市の総人口の50%、約7万5千人がジャーム化する危険性がある。
GM:《融合》はエグザイルのエフェクトです。癖はありますが、他人に自分のエフェクトを使用させられるという驚異のエフェクトです。
櫓:そしてまたしても骨折り損?
白崎:そんなジャームだらけの街に帰ってきてなんか嬉しいんでしょうかレインボウスネーク
櫓:思い出の桜も大変な事になってるしね
GM:人口の半数がジャーム化なんて事態になれば、もうUGNも情報を隠し切ることはできません。N市はオーヴァードが当たり前に存在する街へと変貌することでしょう。
GM:それはつまり、彼女がいる側こそが日常へとシフトするということでもあります。
GM:では、以上の報告を受けた玄樹支部長は眉間のしわを一層深くします。
玄樹:「こんな計画が進められていたとはな。大神君とも連絡を取って、至急桜の主の周辺を制圧しに向かってくれ。」
玄樹:「恐らく“シャドウナイト”は既に中央公園に陣取っていることだろう。初動の遅れが響かなければいいのだが……」
櫓:遠まわしに責められてる気がする
GM:ところでこれ話だけ聞いてると花見の席の確保みたいですね
櫓:総員、花見の準備をせよ!
白崎:「おだんご……」
玄樹:「私は非常事態に備えて、周辺住民の避難を進めておく。“シャドウナイト”および“レインボウスネーク”への対処は、君たちに任せるぞ。」
櫓:住人を避難させて自分たちは悠々花見ですね
白崎:「……はい。」 肉体言語
大神:変なイメージがつきそう
玄樹:え、何今もしかして殴られた?
GM:というわけで、他にやることがなければ全員で桜の主の下へ向かう、ということでいいでしょうか。
櫓:了解ー。
大神:了解。
白崎:調達ですね!!!
櫓:花見の準備にしか見えなくなった
GM:もうそれでいい気がしてきました。買え買えー。
白崎:応急手当! もうこれで出なかったら知らない……。 3d10
Dice:3d10 = 19 (3d10: 8+4+7) = [19]
白崎:出た! 出たよ!
GM:探し回った甲斐がありましたね。
GM:えーと、応急手当セットはこれで大神さんが二つ、白崎さんが二つ、櫓さんが一つですか?
櫓:こっちも一応、応急キットを。 5+2d10/10
Dice:5+2d10/10 = 5 + max:9/crit:0 (2d10/10: 1+9)
櫓:調達レベルアップでえらい事になってた。
GM:あっはっは。
櫓:白崎さんに一つ渡したので、こっちは二つですね。
GM:あ、全員二つか。では準備万端、中央公園へいざ出陣というところでシーンを終了します。
○ミドル・シーン10:桜の咲く頃に――マスターシーン
GM:N市中央公園。桜の咲き誇るその場所は、まだ日没からさして時間も経っていないというのに、まるで人気がない。
GM:そんな中、まだ蕾も綻んでいない古木に向かい、白衣を着た男がアンプルのようなものを投与している。
GM:すると、風もないのに古木……“桜の主”の枝が揺れた。
GM:……起きたことは、それだけだった。
“シャドウナイト”:「ふむ、αトランスによる侵蝕率上昇も、ここまでが限界か。」
“シャドウナイト”:「“レインボウスネーク”、やはりお前の力が必要なようだ。この樹と《融合》してもらうぞ。」
“シャドウナイト”:「この樹と同化する……お前の欲望(ねがい)が叶うのだ。喜ぶがいい。」
“レインボウスネーク”:「……はい、わかりました。」
GM:諦めた表情で、少女は桜の主の枝を見上げる。
“レインボウスネーク”:「結局、こうなっちゃうんだ。」
GM:そのとき、人気のない公園に電子音が鳴り響く。
白崎:スーパーマリオのタイムが100を切ったときの音
櫓:忘れ物のたまごっちとかかと
“シャドウナイト”:「私だ。……連中が来たか。ならば迎撃しろ、私もそちらに向かう。」
大神:着メロ!?
GM:あんたら……(笑)
GM:通話を終え、白衣の男は公園の入り口へと向かう。
GM:後には、思いつめた瞳で桜の主を見つめる少女だけが残された……
GM:……さて、次のシーンはようやくミドルフェイズの戦闘です。
白崎:私、見学してていいですかね(侵蝕率とか)
GM:いやあそれがねー シーンプレイヤーはPC②とか書いてあるんだよねー
大神:いつも侵蝕率低めな白崎が今回は珍しいなぁ。
白崎:UGNの情報収集ができるのが私だけだったのが珍しかったですからね。
目次へ
ミドルフェイズ・シーン4へ
ミドルフェイズ・シーン11へ