○ミドル・シーン5:思い出の欠片――白崎
櫓:あの日のかけら
GM:さて、まずは昴と会話するシーンです。舞台はN市支部の医務室となります。
白崎:登場。 1d10
Dice:1d10 = 4 (1d10: 4) = [4](侵蝕率:47)
GM:他に誰か登場しますか?
大神:えー。様子見る。
白崎:えっじゃあ私も様子見る!(待て)
GM:大人二人は?
櫓:ちなみに今登場せずに戦闘に入ると、そのときの登場が遅れたり?
GM:まあ言っちゃいましょう。そういうことはないです。
二条:では様子見。
二条:おじさん、お嬢ちゃんとは面識無いんでね。病室に知らないおじさんがいきなり居たら怖いだろう。
GM:怖いね。いきなり室内でアレしたりコレしたりするもんね。
櫓:侵蝕率も気になるし、部屋の外で待機かな。
GM:はーい。
GM:では医務室に戻ってくると、昴はベッドに上体を起こして、星型のロケットペンダントをいじっていました。
GM:その顔は、何か考え事をしていたようでしたが……白崎さんに気づくと、ぱっと笑顔を浮かべます。
昴:「あっ、深雪! なんか騒がしがったけど、今大丈夫? ちょっとお話しない?」
白崎:「あ……うん。」 とりあえず無事だったので安心。
白崎:でも周囲には死屍累々とエージェントやらが転がってるんですよね
GM:転がってない!(笑) 他のベッドには、運び込まれた怪我人たちが寝かされています。
櫓:どうでもいいけどキャラ的には、白崎さんの名前聞いた時点でロイス発生しそうだ
GM:昴も彼らに気遣って、声をひそめて話し始めます。
昴:「ねえ……深雪は、お父さんが今どうしてるか知ってる?」
白崎:ヤツは……行っちまったのさ……
大神:ハードボイルド!?
GM:蜃気楼の向こうにか
櫓:せ、せめてお仕事で遠くに理論を!
白崎:「え、あ……し、知らない」 今回は「大丈夫?」と「知らない」が多いね。
昴:「そっか……深雪のところへ行けって言われたとき、一緒に行こうって言ったんだけど、やることがあるからって別行動みたいになっちゃってさ。」
昴:「なんか妙に焦ってたみたいだし、連絡はつかなくなっちゃうし、嫌な予感がしてさ……」 と、落ち込んだ顔でうつむいてしまいます。
白崎:えー……事実を知ってる手前、きっと生きてる大丈夫なんて言いたくないしなあ……
昴:と、昴は手にしたロケットペンダントの蓋をそっと開きます。 「……深雪も見る?」
白崎:「……いいの?」
昴:「うん。」 ロケットペンダントの中には小さな写真が収められており、笑顔の昴と孝三が、仲良く並んで写っています。
昴:「お父さんと一緒に遊園地に行ったときに撮ったんだ。何だか今は大変なことになっちゃってるけど、落ち着いたら、また一緒に遊びに行きたいな……」
白崎:「……う、うん……」 心が痛いー
櫓:近いうちに会えるさ。死者蘇生の一般的な結末的な意味で。
GM:ひっでぇなこの大人……(笑)
白崎:父親も復活させればいいんですよね分かります
大神:お前の血は何色だー!
櫓:銀色!
GM:さてここで突然ですが、〈知覚〉か〈知識:装飾品〉による判定をどうぞ。難易度は8です。
白崎:〈知識:装飾品〉。技能はないけどそれは知覚も一緒だし! 8d10
Dice:8d10 = 43 (8d10: 7+6+6+3+5+2+10+4) = [43]
GM:ナイス出目。
白崎:ナイスクリティカル。
GM:では白崎さんは、昴のロケットペンダントの中が二重構造になっているのに気がつきます。
櫓:下部を切り離して大気圏外へ
GM:ロケットってそういうことじゃないから!(笑)
GM:あれか! 白崎さんがPC1頑張ってる間の狂言回しは櫓さんの仕事なのか!
白崎:「……? これ……ちょっと見せてもらっていい?」
白崎:そういうと荒々しくペンダントをむしりとり
GM:PC1ぃぃぃぃぃっ!?(笑)
昴:「え? いいけど、どうしたの?」 と、首から外して渡します。
白崎:この場で貸してはくれるだろうけど、持ち去ることはできないだろうし。ここで二重構造の中を見たい。
GM:はい。それでは写真の収められている部分を蓋として開くと、中には一枚の紙片が入っていました。
GM:そこに記されていたのは……
白崎:そこには大神くんの手紙と同じ内容が
GM:どんだけ圧縮されてるんだ文字が!(笑)
櫓:こんや だれか しぬ
GM:スキー場の山荘に帰れ!
大神:みんなどこに行こうとしてるんだ
昴:「なに、その紙? "Pleiades"……プレアデス?」
GM:紙片には、“昴”と呼ばれる星団の名前が記されていました。
昴:「あたし、そんなの入れてないけど……もしかして、お父さんが? でもなんで?」
白崎:なんでだろうね
GM:孝三氏から昴に託されたロケットペンダント、そこに込められた秘密の紙片……
GM:キーワードらしきものを入手したところで、シーン終了としましょうか。
白崎:はい。これは捜査を混乱させるためのヤツの作戦ではないかとにらんでいます。(待て)
GM:ノイマーンッ!
櫓:重要そうな手がかりが流されそうだ……
○ミドル・シーン6:研究データ――櫓
GM:こちらはN市支部の情報端末を使って、孝三氏の研究データを探るシーンです。
櫓:え、俺?
GM:こういう仕事はN市支部所属の正式なエージェントである櫓さんにお任せしましょう。というわけで登場してください。
櫓:登ー場ッ 1d10
Dice:1d10 = 7 (1d10: 7) = [7]
櫓:危険ランプが点灯してる気が(侵蝕率:76)
大神:櫓さん……絶対生きて帰ってきてね……
櫓:来世で頑張る
GM:だだだ大丈夫だ、問題ない? 他にも登場する人がいたら、任意のタイミングでどうぞ。
GM:さて、UGNのデータベースにアクセスしてみると、孝三氏の研究データらしきファイルはすぐに見つかります。
GM:ただしお約束どおり、データを開くためにはパスワードの入力が求められます。文字数制限などは特にないようで、解読は困難を極めるでしょう。
櫓:よし、とりあえず「パスワード」だ!
GM:ぶぶー。《帝王の時間》《暗号解読》とか言ったらどうなるんでしょうねこれ。
白崎:え、呼んだ?
櫓:「ふーむ。パスワードねえ……。」
櫓:アトラス、と
GM:適当に入力しても無駄無駄無駄ァ!
櫓:風の中の……
GM:残念ですが、このままでは手出しできません。誰かそれっぽいことを知ってる人が登場してくれるといいんですけどねー。
大神:呼んだ?
白崎:行ったほうがいいなら行きます……けど、昴のシーンに出た私が出られるのかな。
GM:あ、登場制限は基本的にありませんよ。
白崎:ああ、なるほどね。登場。 1d10
Dice:1d10 = 8 (1d10: 8) = [8]
白崎:「……あ、櫓さん。見つかりました?」(侵蝕率:55)
櫓:「おっと。ちょうどいいところに。 あの昴って子の親父さんについて、パスワードっぽいもんってないかね?」
白崎:《暗号解読》。まずは誕生日ですね
櫓:いつやねん
大神:突っ込みどころそこちゃう
GM:《知識:誕生日》で目標値366とか言うぞ
二条:プレデター。これだ。
GM:帰れよ伊庭!(笑)
※“狩猟者(プレデター)”伊庭宗一。ルールブック掲載の公式NPCにして、最強と目されるオーヴァードの一人。
白崎:「パスワードですか?……あ」
櫓:(ぴっぴっぴ……ぶー。)
白崎:「ちょっと、貸してもらっていいですか?」 パスワード文字列を口に出していうのは危険だって誰かがいってた!
二条:なるなる。
櫓:どうぞどうぞ。と譲りませう
櫓:エージェントとしての自覚がないから機密保持なんて何のその
白崎:!?
白崎:では…… "Pleiades"と入力してみます。
GM:では、パスワードを入力すると……通った! ファイルが開かれ、孝三氏の研究データが明らかとなります。
白崎:「えーっと……からだがかゆいうま?」
二条:「あぁ、背後から……」で日記は途切れている。逃げろよ。
櫓:日々死体を愛でる怪しい文書が
GM:その記述によれば……レネゲイドを利用した死者復活の研究は、未完成だったということが明らかになります。
GM:データの中には、孝三氏のつけていた日記も残されています。読んでみますか?
白崎:読みます。
GM:では、日記にはこんなことが書かれていました……
『○月×日――死んだ昴を蘇らせるためにレネゲイドを研究してきたが、完全に行き詰ってしまった。やはり死者の完全な復活など、人間の手には余る所業なのか?』
『△月□日――研究中に異常発生。あれは一体何だ? あんなものが存在しうるのか? レネゲイドウィルスが、知性を持つなど……』
『□月○日――レネゲイドそのものが知性を持つことはありえるようだ。“レネゲイドビーイング”と呼ばれる新たな種の話を、研究者の知人から聞くことができた。』
『追記:さらに“彼女”との意思疎通に成功。“彼女”はどうやら、他の生物の記憶やレネゲイドを取り込み、それをもとに擬態する能力を持っているようだ。』
『追々記:あの力を使えば、新たな昴を生み出すことができるかもしれない。』
『×月○日――“彼女”から、新たな昴を生み出す計画について同意を得る。私は昴を、“彼女”は確固たる自我を欲している。お互いの利益のために協力関係を結ぶことができた。』
『×月□日――FHが“彼女”の存在に気づいた。私では“彼女”を守りきれない。計画を前倒しにするしかないようだ。“彼女”を白崎君のもとへ向かわせることにする。』
GM:……日付は、そこで終わっています。
白崎:つまり……今の昴は本物じゃなくって……
櫓:貞子か
GM:それ守る必要ないんじゃ
二条:ふふん。前の支部長(予定だったもの)だったら変な因縁が出来たかもな。
櫓:ヒラに格下げしてごめんね
※当初は二条さんの別PCが、PC3でレネゲイドビーイング支部長の予定でした。
GM:さて……昴の正体についての情報をつかんだところで、シーンを終了しましょうか。
白崎:「……。」 はあ、とため息。はーい。
櫓:(それならばあいつも…、いや…。) はーい。
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