○エンディングフェイズ・シーン1――セラ
GM:ブルムへと戻った皆さんの一団は、里のドラゴネットたちにもろ手を挙げて歓迎されました。
セラ:ところで私英雄だよね?(おい)
レンハ:間違いない
ホロ:ですねっ!
GM:そうですね英雄ですね。マジもんの英雄ですよ。
GM:人々の歓迎の中を、ジルニトラと皆さんの五人は、ク=ドレーグの前へと進み出されます。
GM:すっくと立った長老は、皆さんを赤い瞳で見渡し、厳かな調子でその功績を称えます。
セラ:(……無理してるなあ) 声には出さないよ!うん!
ク=ドレーグ:若干長い論説の最後に…… 「――よくぞ、里を護ってくれた。彼ら戦士に、心よりの感謝を。」
里人:『わぁぁぁぁぁーっ!』
GM:後はもう、この里には珍しいどんちゃん騒ぎが待っています。
アールゥ:料理作る方に回ってますかね。
GM:どこまでいっても給仕だよ……!(笑)
ク=ドレーグ:そんな中を皆さんに向けて歩いてくる長老。 「よくやってくれたの」とウィンクまでかまします。
レンハ:「無事、帰って参りました。」
ク=ドレーグ:「うむ。……ここではちと騒がしい、家まで来んかね。」
セラ:ナ、ナイフ代……
GM:ナイフって本当に何か消耗ありましたっけ
セラ:いえ何も。設定的に「いっぱいナイフを持っててそれを投げてる」みたいな感じなので
ワッカ:エアナイフ
GM:データ的に存在しない程度のナイフ! 無料より怖いものはないですね
レンハ:ポケットティッシュじゃないんだから
GM:素晴らしい例えだ。その辺でもらってくればいいんですね
レンハ:ともかく、ついて参る。
GM:さて、長老は皆さんを住居まで誘うと、改めて話を始めますよ。
ク=ドレーグ:「この度はまこと、世話をかけた。この里が護られたのも諸君らのおかげじゃろう。重ねて感謝する。」 と、竜の頭を下げます。
ク=ドレーグ:「さて……それでこれから、どうするね?」
GM:長老の見立てによれば、今回の戦役はこの一戦でおしまいです。あれだけ戦力を削られたのでは、これ以上の出兵は難しいでしょう。
セラ:「あたしおうち帰る!」
ワッカ:「はたして帰れるかな?」
アールゥ:とりあえず一度国には戻らないといけませんよね? 報告諸々の為に。
レンハ:「先ずは父上――ディエン伯に報告致します。」
ク=ドレーグ:「うむ、お前さんらはそうじゃろうな。小さき娘の方はどうじゃ?」 と、セラさんも。
セラ:「私もとりあえずはレンハさんについていって……ディエンさんから報酬を貰ったら、また行き先を考えます。」
セラ:「あと小さい言うな」 ざっくり
ク=ドレーグ:ぎゃーす
ク=ドレーグ:「そうか……」 と目を細め。 「またこの里を訪ねることがあれば、歓迎させてもらうとしよ――」
ジルニトラ:といいかけたところでどったんばったん騒がしく入ってきたのはやっぱりこの少年です。
セラ:「曲者!」 さっくり
GM:セラさんがどんどん危なくなっていく
ワッカ:もともとヤヴァイ人だよ!
GM:ワッカに言われちゃおしまいですよね
ワッカ:え? なにそれ? 私ヤバくないよ! あ? それっていい意味で?
アールゥ:ありえないですね
レンハ:良い意味でありえないくらいヤバい?
ジルニトラ:「お前らいないと思ったらこんなとこで何やってんだまったく! 宴の主役だぞ!」
ジルニトラ:「敵さんが落としてった戦利品の分け前、お前たちの分もあるんだからな! いらなくても持ってけ!」
GM:えー……というわけで、戦闘不能にしたエネミーの分のドロップロールが行なえるんですが……
レンハ:が。
GM:戦績がえーと、騎士に魔法騎士、大戦士×3と狙撃手の計6体? 結構やられたなあ……
アールゥ:MAP兵器で一掃しましたからねぇ……
セラ:兵器!?
GM:MAP奇術
レンハ:戦略兵器だろう?
GM:戦術級対人奇術ってなんだかかっこよくはないですね。(醒)
GM:というわけで、手分けして振ってください。
セラ:私はフェイトないんで任せまーす。
レンハ:計八点か。2-2-2-2-0-0 と 2-2-1-1-1-1 だとどちらが良いのだろう。
レンハ:ドロップ品の金額からすると後者が有利っぽいな。
レンハ:では、己が大戦士二体に対して一点ずつ使って振ろう。
レンハ:3d6 まずは一体目。
Dice:3d6 = 10 (3d6: 5+1+4) = [10]
レンハ:二体目。 3d6
Dice:3d6 = 4 (3d6: 1+2+1) = [4]
レンハ:気合いが足りなかった。
GM:やはり気合か。
アールゥ:では、大戦士と狙撃手に1点づつ使って振りますね
アールゥ:大戦士。 3d6
Dice:3d6 = 12 (3d6: 5+4+3) = [12]
アールゥ:狙撃手。 3d6
Dice:3d6 = 10 (3d6: 1+4+5) = [10]
GM:後は……騎士と魔法騎士ですね。ホロさーん。
GM:あ、レンハさんは追加で2D振っておいてください。
レンハ:追加で。 2d6
Dice:2d6 = 7 (2d6: 1+6) = [7]
アールゥ:ホロ殿は騎士と魔法騎士お願いします。
ホロ:はい~~^^ フェイト2点ずつで。
ホロ:4d6 騎士。
Dice:4d6 = 20 (4d6: 5+4+5+6) = [20]
ホロ:4d6 魔法騎士。
Dice:4d6 = 15 (4d6: 5+6+3+1) = [15]
GM:騎士20と魔法騎士15と。……あっ。
GM:えー、結果はなんと!
GM:白竜騎士団徽章(15000G)・最高級エメラルド(20000/10000G)・現金(700G)・火酒(重量2:300/150G)×6・轟魔弾(重量1:7000/3500G)を手に入れました!
GM:一体分少ないように見えるのは火酒×3が二回出たためです。念のため。
セラ:徽章ーッ
GM:落としてった正騎士がいたんでしょうね……
ホロ:なんというー……
レンハ:それを落とすのは色々と駄目だ
GM:戦争故致し方なし。
GM:では、分け前も受け取って、さあ宴を楽しもう……というところで。
里人:「失礼いたします!」 と、家の前からの声。
GM:応対に出て行ったジルニトラが、すぐに戻ってきます。
ジルニトラ:「レンハ、来い。他の連中もだ。」 なんか残念そうな顔です。
セラ:「?」
アールゥ:「?」
レンハ:向かおう。何かあったのか。
セラ:向かいますよ。
GM:住居の前に出ると、そこには里の竜人に拘束されて、一人の民兵が待っています。
アールゥ:民兵?
ホロ:誰だろう……
セラ:ああ、これの始末をしてほしいって? 所持品の武器を装備して……あっシーン変わって消えてる
GM:彼はレンハさんの顔を見て「レンハ様!」 と声を上げるんですが……その声は、ゴート地方で見たことがあります。
レンハ:む……
アールゥ:……おや。
GM:黒竜退治にも同行した一人です。名前はリウイ。
アールゥ:魔法戦士?
GM:ちゃうねん あれとはちゃうねん
ジルニトラ:「知り合い……ってことでいいんだよな。おい、解いてやれ。」 と、拘束を解かせます。
レンハ:ううむ。難しいことになったか……?
リウイ:「やっと会えた……レンハ様、至急シャンパーまでお戻り下さい。」
GM:と、彼の説明によると……セラさんが経ってすぐに、レンハさんをシャンパーまで呼び戻す必要が生じたとのことです。
レンハ:「何があった?」
リウイ:「詳細は存じません。しかし、これを使って一刻も早くお戻りいただくように、と。」 そう言って懐から転送石を取り出します。
GM:彼はレンハさんを連れ戻すという命を受け、シャンパー近くまでの転送石を持ってセラさんの後を追ってきました。しかし街があんな状態になっていたためブルムに入れず、民兵としてブルム攻略に参加しつつ、うまく脱走してきたとのことです。
アールゥ:では、身支度を整えます。
セラ:「……急いだほうがよさそうですね。」 姫君のこととか心配。
ジルニトラ:「じゃあやっぱり、お前らこれでもう……」
ク=ドレーグ:「発つのだな。」 と、奥から出てきます。
レンハ:「そうなるかと。慌ただしくなりますが……」 いずれ戻るつもりだったことだ。
ク=ドレーグ:「壮健でな、小さき者たちよ。里のことは気にせずともよい。」
ジルニトラ:「ちぇっ……なんだよ、せっかく一緒に戦って勝てたってのに……」 子供っぽくふてくされます。
アールゥ:「……レンハ殿、荷物の準備は済みました。いつでも戻れます。」
セラ:「またそのうち、遊びに来ますね。」
ク=ドレーグ:「うむ。いつでも迎えよう。」
リウイ:「準備はいいですか?」 と、転送石を手に。
レンハ:「分かった。直ぐに発つ。」
セラ:「わりーなのび太、この転送石は4人用なんだ]
GM:ひ ひでぇ!
レンハ:「ジルニトラ。また会う時に手合わせをしよう。」
ジルニトラ:「……ふん、負けねーからな!」 拳を軽く打ち合わせて。
ジルニトラ:「また来いよ、お前ら! あとレンハは……その、なんだ、その女を大切にしてやれよ!」
レンハ:「……善処する。」
セラ:「そーですよね、美人設定あるアールゥさんは大事にするべきですよねー。ふん。」
ワッカ:いい加減付き合っちゃえよ!
ワッカ:いっそセラも。
レンハ:およそ己には手に余る女性陣である
リウイ:い、いいのかなぁ もういいのかなぁ(そわそわ)
アールゥ:「……」(皆様に一礼)
GM:では、その場にいる竜人たちに見送られつつ、転送石を使用してブルムを発つ……というところでシーンを終了しましょう。
セラ:はーい。
アールゥ:はい。
ワッカ:ばいばーい。
レンハ:了。
○エンディング・シーン2――マスターシーン
GM:――話は半月前に遡る。
GM:ゴート地方の軍事的要衝“外郭の街”シャンパーにて、領主たる伯爵と、王位継承権第一位たる姫君との会見が執り行なわれていた。
GM:その場に居合わせたのは、警備にあたる幻竜騎士を除いて“三人”――
GM:“二人で一人の姫君”の存在にも動揺を見せなかった赤竜伯は、しかしその発言に対しては目を見張ることとなった。
ルカ=ディエン:「……失礼ですが、今、なんと?」
クリス:「不躾な話で大変申し訳ありません。ですが、私たちはそのためにここまで参りました。」
ティアナ:「王都とジョール山脈を隔てたこの地なら、と。どうか、お聞き入れいただきたいのです。」
GM:凛々しくも可愛らしく、可愛らしくも凛々しく。二人の姫君は意を一つにして、赤竜伯に再度問いかける。
“クリスティアナ”:『――私たちのうち、どちらか一人を、レンハ様の許に嫁入らせていただけないでしょうか?』
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