○バックトラック
GM：さあてお楽しみの帰り道の時間です。通常のロイス分の前に、今回はエネミー側にEロイスが一つあったので、侵蝕率を1d10引き下げることができます。
GM：この効果は任意なので、下がり過ぎそうだと思ったら振らなくても構いません。
GM：なお設定としては、人間からかけ離れたジャームの力を目の当たりにしたことで、日常に戻ろうとする気持ちが強まる、ということのようです。
白崎：振ります。 1d10
Dice：1d10 = 10 (1d10: 10) = [10] (侵蝕率：127→117)
大神：俺も下げとこうかな。 1d10
Dice：1d10 = 8 (1d10: 8) = [8] (侵蝕率：118→110)
櫓：ほうほう。 1d10
Dice：1d10 = 9 (1d10: 9) = [9] (侵蝕率：141→132)
GM：出目いいですね。では、通常のロイス分の引き下げをどうぞ。
GM：ロイスの枠に空きがある場合は今のうちにどうぞー。
大神：最初118から110へ。3d10で10ならいける！
大神：あ、11か。まあ大丈夫だろう。振る！ 3d10
Dice：3d10 = 18 (3d10: 3+8+7) = [18]
大神：最終侵蝕率は92だ。 (侵蝕率：110→92)
白崎：う、うーん…… 4dで18……。
白崎：何となく怖かったので2倍。 8d10
Dice：8d10 = 43 (8d10: 6+8+3+5+2+7+9+3) = [43]
白崎：必要なかった。最終74です。 (侵蝕率：117→74)
GM：得てしてそういうものですね。
櫓：4Dで33下げればいいんだな。
GM：えっ
白崎：えっ
GM：ろ、ロイス枠に空きはありますか？
櫓：二つ消費して、残り4つのはずなので無し？
白崎：2倍！ 2倍振りを使いましょう！
GM：……二倍振りをお勧めします。（セールスのような笑顔で）
櫓：お勧めされます。二倍振り。 8d10
Dice：8d10 = 55 (8d10: 8+4+9+2+10+4+10+8) = [55]
GM：お帰りなさい！
櫓：ただいま！ (侵蝕率：132→77)
白崎：「うーんうーん……。おだんご……。」
櫓：「だんご？ だんごが欲しいのか！」
GM：では全員無事帰還ということで、エンディングを始めたいと思います。
○エンディングフェイズ・シーン1：その望月の如月の頃――白崎
GM：N市中央公園の名物、咲かない桜の古木……“桜の主”は、完全に倒壊しました。
GM：皆さんはその倒木を前にしています。戦闘不能の白崎さんも、戦闘ができないというだけで、立ち上がったりして構いません。
白崎：じゃあ……櫓さんに支えられつつ、 「う……ん……？」 と気がつきます。まだフラフラですけど。
大神：たぶん獣化は解けてる。
櫓：白崎さんを支えながら倒壊した桜を見やりましょう。どうなったんだろう。
GM：ジャーム化しつつあった桜の主は、レネゲイドウィルスの影響によってか、枝の先からゆっくりと小さな花びらへと転じて散りつつあります。
GM：そして、その手前に……桜の主と同じように横たわる、美香の姿があります。
GM：その体は既に、桜の主からは完全に分離しています。
櫓：え、それってつまり、はだ――
GM：服はその辺に落ちてるので紳士はかけてあげてください。
櫓：適役がいるだろ
白崎：オレかぁとかいいだす電気ネズミがいたのでバックラーで殴っておきました
GM：よくやった
大神：駆けつける。その辺はなんとかなってるはず！
櫓：見なかった事に
GM：では、程なくして美香は目を覚まします。ジャーム化した桜の主と《融合》していたわけですが、肉体に変化はなく、目にも理性の光が宿っています。
美香：「私は……」 と、半身を起こし、服で体を隠します。
櫓：肉体に変化がないって事は、オーヴァードのままなのかな？
白崎：それだけじゃまだ分かりませんけど……この感じだと、ジャーム化はしなかったんじゃないでしょうか……。
GM：そうですね。どうやら、ジャーム化は免れたようです。
GM：これもきっと彼女との絆を持っている人がいたからでしょう。……要するに、ロイスの有無で分岐しました。
櫓：よし、俺は白崎君を手当てに運ぶから、大神君。後は任せたぞ（ぇ）
白崎：とりあえずほっと一息。言われた通り、彼女を止めることができた。多分。
美香：「ああ、桜の主が、助けてくれた……」
GM：その視線の先では、桜の主が花びらへとほどけ、風に散っていきます。
美香：「きれい……」
GM：空に浮かぶ月明かりの下、まるで別れを告げるように、花びらは散り……やがて桜の主は、完全に消滅するのでした。
GM：というところで、シーンを変更します。
○エンディング・シーン2：事件の終わり――櫓
GM：――UGN・N市支部、支部長室。
GM：支部に帰還した櫓さんは、任務に付き物の結果報告を無事に終えました。
櫓：何度来てもいい予感のしないこの場所は。（何）
GM：ははは、まあそう言わずに。
玄樹：「事件の終結を確認した。任務、ご苦労。」
玄樹：「そうか……桜の主は、散ってしまったか。」 瞑目し、思いを馳せます。
櫓：「おや、支部長殿も何か思い入れがおありで？」
白崎：「私も昔はよく《融合》したものだ」
櫓：なんだって
玄樹：私はオルクスだ
玄樹：「以前、咲いたのを見たことがあってな。見事なものだった。」
玄樹：「ふむ、そうだ……櫓。K市に戻るまで、まだ時間はあるな？」
櫓：「え？ ええまぁ。それなりに。」
櫓：あちらさんからも呼び出されなければ
玄樹：「少し遅いが、花見でもどうだ？」
櫓：「そういうことなら。俺も屋台で腕をふるいますぜ！（経費が出れば！）」
玄樹：「ふ、せいぜい期待させてもらうとしよう。」
GM：たまにはこんな日もある、ということで。では、シーンを終了します。
あっちの人：「あっもしもしやぐらん？ お花見したいから5分以内にこっちきて」
GM：ひでぇ
櫓：白崎君が転送できるんだっけ
白崎：行ったことあるのかなあK市
○エンディング・シーン3：春の終わり――大神
GM：桜の木が薄紅色から鮮やかな緑へとすっかり変わった、春も終わりの頃。大神さんは、UGNの病院施設を訪れています。
大神：お見舞いかな。
GM：惜しい。事件以来、美香はこの施設に収容されていましたが……無事回復し、本日退院することになりました。
GM：大神さんが訪れたとき、美香はちょうど担当医にお礼を言って出てくるところでした。
美香：「あっ、守。迎えに来てくれたんだ？」
大神：「一応な。もう大丈夫なのか？」
美香：「うん、どこも異常はないって。守と桜の主に助けられちゃったなあ。」
大神：「……」 桜の主を倒した分、ちょっと罪悪感。
櫓：大丈夫。とどめは俺だ。
白崎：そのとどめに不思議な力を加えました
大神：共犯だね！
GM：共犯者心理……
GM：大神さんの気持ちを知ってか知らずか、美香は思い出すように続けます。
美香：「私、助けてほしかったのに、助けてって言えなかった。もう、諦めていたから。」
美香：「でも、もう逃げないよ。頑張って、今の私を受け入れていく。」
大神：喋るのは苦手だ！ 「そうか」と、にっと笑って手を差し出そう。
GM：彼女の今後については、シナリオには何も書いていませんが……FHに戻るつもりもないでしょうし、UGNの監視下で生活を送ることになるでしょう。扱いとしては大神さんと同じイリーガルに近いでしょうか。
櫓：昴さんも似たようななものだったっけ？
白崎：彼女は……うーん、最初の立場以外は割りと似てるかも。
大神：やっぱFHから狙われるんだろうか。うーん。
GM：裏切者、と判断される可能性もありますが……直接の上司にして、所属セルのリーダーであった“シャドウナイト”が倒れましたからね。
櫓：「おや、レインボウスネークは一緒に死んだときいたぞ？」
GM：FHは一枚岩の組織というわけではないですし、追われる危険はほぼないでしょう。
美香：では、笑い返して手を取りながら。
美香：「今度、桜の主にお礼に行こうと思うの。よかったら、また一緒にどう？」
大神：「おう、じゃあまた花見でもしに行こう。」
GM：そうして病院を後にする、と。春の終わりの季節、ふたりでどこかに出かけていく……というところで、シーンを終了します。
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