話数別
第一話『白竜王国グラスウェルズ赤竜伯レパータル
第二話『統一帝アルドワルダ簒奪者ユザーパー
第三話『神竜王セフィロス神託使命エランド
第四話『竜鱗剣ドラゴンソード後継者サクセサー
第五話『純白竜アイン息吹ブレス
第六話『無限光アイン・ソフ・オウル救済者リリーヴァー





名前別
ア行 アーゴニー ヴァイス ヴィゴー エグベルト・グラスウェルズ        
カ行 ク=ドレーグ クオ クラウス・フォーミダブル クリスティアナ・グラスウェルズ グレアム・アーデンハイド ケリィ “コールブランド” コルヴディム・ミゼロブ
サ行 サンドラ シオン ジェラル・コバルト シャルル・グラスウェルズ シルヴェストル・カロー ジルニトラ 白い少女  
タ行 ディジット=アライス・ローンフット              
ナ行 “ナインテイル”              
ハ行 ピリカ フェイ・テイラー “報復者”フラガラッハ 黒竜の仔ブラックドラゴンパピー ブルムの騎士 ベルク    
マ行                
ヤ行 ユリウス・フォーミダブル              
ラ行 リウイ ルカ=ディエン            
ワ行 ワンダ              
???(ホロケウの師匠) ???(レンハの母)            





○第一話

  • 赤竜伯せきりゅうはく”ルカ=ディエン

  • 種族:ドラゴネット(レパータル) 性別:男性 年齢:131歳(帝紀724年当時)
    身長:220cm 髪の色:なし 鱗の色:赤 瞳の色:赤

     ゴート地方の領主を務める伯爵。その容姿から、“(白竜王国の)赤竜伯”と半ば揶揄を込めて呼ばれている。
     ドラゴネットの最大集落であるブルムの出身であり、多くのドラゴネット同様、人間を導く対象と見なしている。
     白竜騎士団の一員でありながら、里を守る戦士を示す“ルカ”の称号を名乗り続けている。
     レンハの父親でもあり、ゴート地方における白竜騎士団の下位組織“ゴート辺境騎士団”の団長を務めている。
    (以下ネタバレ反転)
     帝紀724年、レンハに黒竜退治を命じ、“剛健の竜輝石”と黒竜の仔を手中に収める(第一話)。
     しかし、これが争乱の元となることを危惧し、中央の指示を仰ぐことなく、独断かつ秘密裏に、竜輝石と黒竜の仔をブルムへと移送している(第二話)。
     また、亡き妻(レンハの母)からは、“心はいつも里を護ることに向いている”と評されていた(第三話)。
     帝紀725年、レンハと“クリスティアナ”の婚約騒動を受け、両者の正式な婚姻の前に、領主の地位と伯爵位、そして“ク”から授かったドラゴンソードをレンハへ委譲するつもりであることを明らかにする(第四話)。
     帝紀729年、エグベルト王に謁見し、正式に実子レンハへと伯爵位などを委譲。その後“純白竜の息吹”事件を経て、クリスティアナに従い、手勢を率いてエグベルト王を討つ(第五話)。
     同年、ゴート地方に帰参。領主となったレンハを補佐し、決戦に赴く彼のため、政務を引き継ぎシャンパーに残った(第六話)。




  • ホロケウの師匠(本名:???)

  • 種族:エルダナーン 性別:男性 年齢:?
    身長:183cm 髪の色:金 肌の色:白 瞳の色:金

     ジョール山脈の一角にある山村に居を構える老人。村における医者や薬師の役を務めている。
     10年前から弟子のホロケウと共に暮らしているが、ホロケウの記憶喪失のために、両者の関係は謎に包まれている。
    (以下ネタバレ反転)
     帝紀724年、ルカ=ディエンに文を送り、村のある山の頂に黒竜が飛来したことを報せる。また、行き倒れていたセラを介抱する(第一話)。
     帝紀725年、とある陰謀に巻き込まれ、洞窟内で生き埋めとなる。体力と魔力を消耗しつつも風の魔術によりなんとか生き長らえ、ホロケウにより救出される(第四話)。




  • ケリィ

  • 種族:ヴァーナ(狼族) 性別:男性 年齢:15(帝紀724年当時)
    身長:140cm 髪の色:茶 肌の色:褐色 瞳の色:茶

     ジョール山脈の一角にある山村の住人。ホロケウの友人で、無鉄砲なところはあるが家族思い。複数の弟妹がいる。
    (以下ネタバレ反転)
     帝紀724年、行き倒れていたセラを発見。その後、不作のせいでお腹を空かせた弟たちのため、村に立ち寄った騎士たちの食糧を盗もうとするも、黒竜によって馬車ごと連れ去られてしまう(第一話)。
     帝紀725年、久しぶりに帰ってきたホロケウと遊んだり、ホロケウの代わりに師匠の看護を引き受けたりする(第四話)。




  • ゴート辺境騎士団員

  •  ゴート辺境騎士団の団員たち。正式な騎士号を持っているものはおらず、戦闘経験も浅い。

    ワンダ:ヴァーナ(狼族)の男性。28歳。背は低いが威勢はいい。
    ヴァイス:ヒューリンの男性。26歳。六人の中ではリーダー格。
    サンドラ:ドラゴネット(メディオン)の女性。30歳。
    シオン:ヒューリンの女性。24歳。祖先に東方の出身者がいる。
    ヴィゴー:ネヴァーフの男性。32歳。
    リウイ:ドゥアン(有角族)の男性。22歳。実は一番の新参者。
    (以下ネタバレ反転)
     帝紀724年、レンハに同道して黒竜退治に向かうが、壁としての役割を果たしただけで力尽きる(第一話)。
     帝紀725年、ルカ=ディエンの命を受けたリウイが、レンハ一行とセラを追ってブルムへと向かう(第三話)。




  • 黒竜の仔ブラックドラゴンパピー

  • 分類:竜 性別:? 年齢:?
    体長:120cm(帝紀724年時点、尾を含む) 髪の色:黒 鱗の色:黒 瞳の色:赤

     アルディオンにおける凶兆の邪竜・ブラックドラゴンの幼生体。
    (以下ネタバレ反転)
     帝紀724年、親竜と共にジョール山脈の一角に姿を現わす。生まれたときからその手に“剛健の竜輝石”を握り締めており、決して傷つけられることのない肉体を得ている。 親竜が討ち取られた後はレンハたちゴート辺境騎士団に捕獲され、シャンパーへと送られる(第一話)。
     帝紀725年、レンハ一行により移送される途中で“網目の街”グロークでジェラルに遭遇、彼に一方的な敵意を向けるが理由は不明(第二話)。
     同年、ブルムに到着。以後はそこで保護されることとなる(第三話)。






    ○第二話

  • クリスティアナ・グラスウェルズ

  • 種族:ヒューリン 性別:女性 年齢:16歳(帝紀725年当時)
    身長:160cm 髪の色:金 肌の色:白 瞳の色:茶

     国王エグベルトの異母妹。凛々しい剣士であり、また可愛らしい姫君でもあるという二面性で知られる。
     帝紀725年の時点ではエグベルトに息子がいないため、彼女が王位継承権第一位を有している。
    (以下ネタバレ反転)
     実はクリスとティアナという双子の姉妹であり、王宮内の政争から身を守るため、二人で一人の姫君を演じている。 姉のクリスは剣腕に優れ、国王エグベルトの剣を学んでいる。妹のティアナは神聖魔術に才能を示し、再建予定の白竜神殿での生活を望んでいる。
     帝紀725年、エグベルト王の出征に伴い、王位継承者第一位である彼女(たち)を排除しようとする動きが持ち上がったため、強引に理由をつけてベルクシーレを出立。 “赤竜伯”を頼るべく、中央とほとんど交流のないゴート地方へと足を運ぶも、刺客の手によってティアナがさらわれてしまう。 その際、事態の収拾に功あったレンハ一行に褒賞を与え、ホロケウには白竜騎士の号を与えた(第二話)。
     その後、ルカ=ディエンと会見し、自分たちの身の安全を図るため、レンハとの政略結婚を持ちかけるが、そこにフェイ侯爵が現われたことで決闘騒ぎが巻き起こってしまう。 決着後、クリスはレンハと婚約し、ティアナはベルクシーレへと帰還することになった(第四話)。
     帝紀729年、クリスはレンハとの結婚式を挙げるためベルクシーレに向かい、ティアナは神官として白竜神殿で生活を送っていた。 シャルルの誕生もあってそれぞれ王位からは遠ざかり、命の危険ももはや去ったかと思われたが、“純白竜の息吹”事件によって王都の闇が噴出。 その中でクリスとティアナは、過去自分たちに向けられた暗殺者と兄・エグベルトの繋がりを知ることになる。
     王都で続発していた反戦派貴族の不審死までもがすべて兄の仕業と知ったクリスは、ゴート地方を戦火に巻き込まないためにも、兄王を討つことを決意。 “クリスティアナ”の名の下にレンハ一行を率いてエグベルトを討ち、その子シャルルを擁して後見人の座につく。結果としてクリスとレンハの道は分かれ、二人の婚約は破棄されることとなった(第五話)。
     同年、幼王シャルルの代理として“名もなき古の神殿”に赴いたクリスは、ジェラルによる襲撃を受け、レンハを呼び出すための人質とされる。 世話役の神官の手を借りて、一度はジェラルに反撃を試みるものの、格の違いから一蹴。ジェラルを下したレンハによって救出され、その後は国政に力を尽くした(第六話)。




  • エグベルト・グラスウェルズ≪公式≫

  • 種族:ヒューリン 性別:男性 年齢:21歳(帝紀725年当時)
    身長:未設定 髪の色:金 肌の色:白 瞳の色:茶

     帝紀725年におけるグラスウェルズの王。のみならず、国家が誇る白竜・幻竜両騎士団の団長をも兼任している。
     優れた剣腕を以って自ら最前線に立つその姿から、後世においては“騎士王”と呼ばれることとなる。
     王位に就いた直後から、ベルクシーレへの遷都やリド=エマルム地方を巡る南征、白竜神殿の再建など、積極的に活動している。
    (以下ネタバレ反転)
     帝紀725年、メルトランド領のリド=エマルム地方を巡る戦争に勝利しこれを奪取。 グラスウェルズを“大陸最強”と呼ばしめるも、エストネルからの言葉を受け、レイウォールとの戦争を考え始める(第二話)。
     帝紀729年、“純白竜の息吹”事件を受けて、暗殺組織モルグインと王家の繋がりを隠蔽するため、組織の徹底的な殲滅を幻竜騎士団に命じる。 だが、幻竜騎士団主力の不在に乗じて宮殿に上った“クリスティアナ”とレンハ一行にモルグインとの関係を問い詰められ、戦いの果てに討ち取られる。
     享年26歳。“騎士王”の早すぎる死は、その後の歴史の大きな分岐点となった(第五話)。
     同年、グラスウェルズの王の石から歴代の王の魂が解き放たれた際、レンハとクリスの前に姿を現わし、二人を激励して幽界へと旅立った(第六話)。




  • ジェラル・コバルト

  • 種族:ヒューリン(?) 性別:男性 外見年齢:20代後半
    身長:180cm 髪の色:暗灰色 肌の色:黄 瞳の色:コバルトブルー

     二振りの黄金剣を携え、黒いマントを纏った剣士。透徹した瞳が印象的。 ゴート地方領主・ルカ=ディエン伯爵に食客として迎え入れられていた時期があり、レンハやアールゥとは旧知の仲。
    (以下ネタバレ反転)
     帝紀725年、“網目の街”グロークでレンハ一行に遭遇。彼らが不在の間に黒竜の仔と対峙し、一方的な敵意をぶつけられていた(第二話)。
     同年、“山裾の街”ローンフットに姿を現わし、ブルム攻略戦に参加。 実は7年前に結成された傭兵ギルド“青剣旅団”の団長であり、どのような死地からでも一人生還するという逸話から、“死神”とあだ名されていることが明らかとなる。 ブルム攻略戦において、“ブルムの騎士”との一騎打ちに臨むも、手合わせは一合だけで流局となる(第四話)。
     帝紀729年、これまでとは一転、暗い欲望を瞳に湛えて“名もなき古の神殿”に現われ、クリス・グラスウェルズを襲撃。彼女を人質として、ゴート伯となったレンハを呼びつける。
     その正体は“黄金剣コールブランド”と呼ばれるバルムンクの一員。さらには数々の逸話を生んだその生還能力も、中位魔族・アンクーとしてのものであった。
     命を賭けた死合いに焦がれ、峡谷で対峙したレンハに可能性を見たことから事を起こした。最期はレンハとの一騎打ちの果て、魔族としての“真の死”を迎え、無限光の中へと消えていった(第六話)。






    ○第三話

  • レンハの母(本名:???)【故人】

  • 種族:ドラゴネット(アンスロック) 性別:女性 年齢:?
    身長:未設定 髪の色:未設定 肌の色:未設定 瞳の色:未設定

     レンハの母。ルカ=ディエンと同じくブルムの生まれ。既に亡くなっている。
    (以下ネタバレ反転)
     帝紀725年、在りし日の記憶としてレンハの夢に登場。 病床から、まだ若い頃のレンハに向かい、故郷であるブルムの風習や、ルカ=ディエンの胸中などを語った(第三話)。



  • ジルニトラ≪公式≫

  • 種族:ドラゴネット(メディオン) 性別:男性 年齢:20代後半
    身長:未設定 髪の色:赤 肌の色:黄 鱗の色:白 瞳の色:赤

     ブルムに住む少年。竜の特徴は四肢と尾に現われている。粗暴かつ好戦的で、気に喰わない相手は容赦なく蹴り飛ばす。
    (以下ネタバレ反転)
     実は公式掲載のLV70ネームドエネミーの過去の姿(オリジナル)。将来的(帝紀810年頃)には、竜と竜人ばかりで構成された大陸最強クラスの傭兵団、“豪竜旅団”の団長を務めることになる。
     帝紀725年、情報収集のため訪れていた“山裾の街”ローンフットで、傭兵にからまれていたアールゥを助けに入り、相手を蹴り飛ばして去っていった。
     その後、レンハ一行とブルムにて再開。実はブルムの長老の一人であるク=ドレーグの血縁であり、彼を「ジジイ」と呼んではばからない。
     ルカ=ディエンの“ルカ”としての在り方に憧れているものの、レンハについては「あれか、不肖の息子ってやつか?」などと評している。
     個人戦闘力だけではなく戦術眼も有しており、ブルム防衛戦では里の戦士団の指揮を執っていた(第三話)。




  • ク=ドレーグ≪公式≫

  • 種族:ドラゴネット(レパータル) 性別:男性 年齢:不明
    身長:非常な大柄 髭の色:虹 鱗の色:白 瞳の色:赤

     ブルムの長老の一人。神竜王セフィロスの実子だったが、竜人を導くためにドラゴネットに化身した……と言い伝えられる人物。
     痩せぎすながら大柄で、夢を通じて他者と会話する不思議な能力を有している。
     周囲の求めに応じて長老らしく振舞ってはいるが、その実態は人生の楽しみを知る旅好きの陽気な賢者。
    (以下ネタバレ反転)
     ルカ=ディエンの要請に応じ、黒竜の仔と“剛健の竜輝石”をブルムで預かることを決める。 ジルニトラと軽口を叩き合ったり、里を護ると語るレンハの決意を大人気なく笑い飛ばしたりもするが、その辺はご愛嬌(第三話)。



  • クラウス・フォーミダブル

  • 種族:ヒューリン 性別:男性 年齢:20代
    身長:未設定 髪の色:青 肌の色:白 瞳の色:青

     ローンフット地方に駐在する白竜騎士団を束ねる男爵。次男坊であり、家督を継いだ長兄がベルクシーレにいる。
     フォーミダブル家は古くから続く武門の名家として知られており、クラウスもその名に恥じない力量を示している。
    (以下ネタバレ反転)
     公式NPC「ダリウス・フォーミダブル」の先祖(オリジナル)。フォーミダブル家自体の設定は公式に準じている。
     帝紀725年、ディジット=アライスの要請を受け、不承不承ながらも、ブルム侵攻作戦の指揮を執ることになる。
     また、同僚であるホロケウの願いを聞き入れ、彼が登山口の検問を通れるように取り計らった。
     結果としてブルム侵攻作戦は失敗に終わったものの、一人の脱走兵を除いては一名も取りこぼさずに撤退を果たした(第三話)。
     帝紀729年、白竜騎士団王都守備隊の一員として、ホロケウと再会。一時受けていた男爵位は返上し、一介の騎士として任務にあたっている(第五話)。
     同年、王都守備隊100名を率い、“名もなき古の神殿”で人知れず行なわれた決戦に参加、全体の指揮を執る。 その戦いのことを余人に語ることはなかったが、後に彼は尊敬すべき騎士として、エグベルト王やフェイ侯爵などとともに、ゴート領主のレンハ伯爵、名も知らぬ“ブルムの騎士”などを挙げている。




  • ディジット=アライス・ローンフット

  • 種族:未設定 性別:未設定 年齢:未設定
    身長:未設定 髪の色:未設定 肌の色:未設定 瞳の色:未設定

     ローンフット地方の領主を務める伯爵。グラスウェルズの北進の妨げとなったブルムに対し、あまりいい感情を抱いていない。
    (以下ネタバレ反転)
     帝紀725年、突如領民から兵を募り始める。そのまま周囲の反対を押し切り、ブルムに対して侵攻するも、作戦は失敗に終わる(第三話)。その後の処分は現在不明。



  • ピリカ

  • 種族:エルダナーン 性別:女性 年齢:?
    身長:未設定 髪の色:未設定 肌の色:未設定 瞳の色:未設定

     グラスウェルズ北方、ローン山脈の向こう側にある小国家群に住んでいるかもしれない少女。
    (以下ネタバレ反転)
     クラウスに検問を通過する目的を問われ、ホロケウがでっちあげた架空の妹。 たった一人の家族であり、ホロケウが迎えに来るのを待っているらしい(第三話)。



  • “ナインテイル”

  • 種族:? 性別:女性 年齢:?
    身長:? 髪の色:? 肌の色:? 瞳の色:?

     →クオ



  • “コールブランド”

  • 種族:? 性別:男性 年齢:?
    身長:? 髪の色:? 肌の色:? 瞳の色:?

     →ジェラル・コバルト



  • ブルムの騎士

  • 種族:ドラゴネット(レパータル) 性別:男性 年齢:?
    身長:2m超 髪の色:? 肌の色:? 鱗の色:? 瞳の色:赤

     帝紀725年、ローンフット地方の領主軍によって侵攻を受けつつあったブルムを護るために颯爽と現われ、狭い峡谷に陣取る形で大軍の前に一人立ち塞がった謎の騎士。
     「例え万の大剣に晒されたとて、私は後ろにあるものを護ります。それが剣です。それが盾です。」と気炎を吐き、ク=ドレーグをいたく感動させたと伝えられる。
    (以下ネタバレ反転)
     その正体は一切不明ということになっているがぶっちゃけゴートの騎士レンハその人である(第三話)。





    ○第四話

  • フェイ・テイラー

  • 種族:ヒューリン 性別:男性 年齢:37(帝紀725年当時)
    身長:175cm 髪の色:銀 肌の色:白 瞳の色:水色

     王都に居を構えるテイラー家の現当主にして侯爵。自信を持った思い切りのよい性格で知られる。
     政治的な手腕もさることながら、武芸にも才能を示し、クリスタル製の防具に身を固めたクリスタルナイトとして戦場に名を馳せる。
    (以下ネタバレ反転)
     帝紀725年、リド=エマルム地方を巡る南征にも参戦。凱旋を終えてわずか一ヶ月後、クリスティアナをベルクシーレへと連れ帰るべく、ゴート地方に現われる。
     ただし、ゴート地方に現われた彼は偽者であり、その正体はバルムンクの一員“水晶剣クリスタルブレイド”。 ゴート地方でクリスティアナを始末することで、王都と国境の両方にごたごたを引き起こすことを目論むも、レンハたちに敗れ去る(第四話)。
     帝紀729年のベルクシーレにて、開戦派の貴族の一人としてレンハと対面。偽物の印象そのままの豪胆な物言いで、レンハに王都での変事を語った。
     また、実はカナヅチであり、海戦を大の苦手としていることが従者の口から語られた(第五話)。






    ○第五話

  • グレアム・アーデンハイド

  • 種族:ドゥアン(牙爪族) 性別:男性 年齢:94歳(帝紀729年当時)
    身長:220cm 髪の色:白 肌の色:茶 瞳の色:金

     アーデンハイド家の当主。アーデンハイド家は、ベルクシーレがバルモルと呼ばれていた当時からこの地に住まう由緒正しい家柄である。
     位は公爵で、また先代の妹が王家に嫁いでおり、そのため王宮への自由な出入りを許されているなど、上級貴族の中でも特別な地位にある。
     ルカ=ディエンが旧王都ベルクにいた頃から親交があり、レンハのこともおぼろげながら記憶していた。
    (以下ネタバレ反転)
     なお、エグベルトの血縁にあたるものの、クリスティアナと血の繋がりはなく、むしろ彼女たちとは対立する一族ということになる。
     また、アーデンハイド家は代々、暗殺組織モルグインと深いかかわりがあり、組織が独自の魔法具を開発するための資金源になっていた。
     帝紀729年のベルクシーレにて、開戦派の貴族の一人としてレンハと対面。姫君の婚約者である彼を派閥に引き込むべく、自邸にて接待を行なう。
     だが“純白竜の息吹”事件後、レンハたちの調査により、王家とモルグインを結び付けていたパイプ役であることが発覚(第五話)。 アーデンハイド家は断絶、彼自身は処刑された(第六話)。




  • シルヴェストル・カロー≪公式≫

  • 種族:エルダナーン 性別:男性 年齢:77歳(帝紀729年当時)
    身長:190cm 髪の色:黒 肌の色:白 瞳の色:茶

     グラスウェルズ南部のウィンフィールド地方を治める領主。位は侯爵。種族特有の老いを感じさせない美貌で知られる。
     善良で有能な領主として知られ、中央政界にも影響力を示す。基本的に穏健な行動を取るが、領内の盗賊や反王国組織に対しては、傭兵団を用いた苛烈な対抗策を取ることを厭わない。
    (以下ネタバレ反転)
     帝紀729年のベルクシーレにて、開戦派の貴族の一人としてレンハと対面。同じ年頃の先輩領主として、レンハに助言を送る。 なお彼自身はウィフィールド地方の領主として、南方のゴルフォード王国に対する牽制を自らの責務と心得ている(第五話)。



  • ユリウス・フォーミダブル

  • 種族:ヒューリン 性別:男性 年齢:51歳(帝紀729年当時)
    身長:未設定 髪の色:青 肌の色:白 瞳の色:青

     武門の名家フォーミダブル家の現当主にして、白竜騎士団王都守備隊の隊長を務める子爵。クラウス・フォーミダブルの兄に当たる。
     家柄に恥じぬ剣の腕前と、自らの権威に執着しない実直な性格により、まさに王都を護る騎士として非の打ち所がないと評されている。
     家督を継いだのは10年ほど前のことだが、それ以前の若い時分には、見聞を広めるための旅に出ていたことがある。
    (以下ネタバレ反転)
     公式NPC「ダリウス・フォーミダブル」の先祖(オリジナル)。フォーミダブル家自体の設定は公式に準じている。
     帝紀729年のベルクシーレにて、開戦派の貴族の一人としてレンハと対面。武家らしい堅い挨拶を交わし、ゴート辺境騎士団長を継ぐレンハの剣腕を認める趣旨の発言をする。
     長年の忠義に比してフォーミダブル家の家格が低いことに不満を抱いていると噂されるが、そもそもフォーミダブル家は華々しい栄達を求めない家柄であり、噂は事実無根のもの。 彼が開戦派に属するのは、北方で敗戦の将となった弟・クラウスに名誉挽回の機会を与えてやるためであり、彼自身は王都の守りを離れるつもりはなかった(第五話)。




  • ベルク

  • 種族:ヒューリン 性別:男性 年齢:70代
    身長:未設定 髪の色:白 肌の色:黄 瞳の色:灰

     “白竜の都”ベルクシーレ最大の白竜神殿の長を務める大神官。年若いころから神に仕える者としての生き方を貫いており、高潔な人柄で知られる。
    (以下ネタバレ反転)
     高位の神官として、大陸で暗躍する妖魔や魔族の存在に感づいているが、事実を容易に明らかにすることもできず、信仰との板挟みで心を痛めている。
     帝紀660年代、年若い侍祭であった頃、死の不安におびえるアールゥと出会い、彼女に信仰の道を説く。その後60年以上経った帝紀729年、期せずしてアールゥと再会し、旧交を温める。
     反戦派の中心人物として活動していたことで、同年、“純白竜の息吹”事件でコルヴディムに暗殺されかかるも、不意の突風と居合わせたレンハたちにより命を拾う(第五話)。
     同年、クリス救出のため“名もなき古の神殿”へと向かうレンハたちや白竜騎士のため、《テレポート》を使える神官たちを手配。彼らの無事を祈りつつ見送った(第六話)。




  • コルヴディム・ミゼロブ≪公式≫

  • 種族:ヒューリン 性別:男性 年齢:24歳(帝紀729年当時)
    身長:175cm 髪の色:茶 肌の色:黄 瞳の色:赤

     グラスウェルズ南西の辺境に居を構えるお人よしの下級貴族。早世した父に代わって男爵の位についてはいるが、政界への影響力はないに等しい。
     10年以上前に、巡業中の奇術師を館に滞在させていたことがあり、その弟子のセラという少女とは、年が近いこともあって気安い関係を築いていた。
    (以下ネタバレ反転)
     帝紀724年、隣国メルトランドとのリド・エマルム地方を巡る戦争に身を投じるも、グラスウェルズ軍が行なった皆殺し作戦により、酸鼻極まる状況を目の当たりにしたことで心を病んでしまう。
     帝紀725年に帰国するも、まるで人が変わったようになってしまい、ついには失踪。その後モルグインに引き込まれ、虚無を抱えた暗殺者へとその身をやつす。
     帝紀729年、反戦派の中心人物であるベルク大神官の下に暗殺者として送り込まれるも、不意の突風により魔導具のマントをはぎ取られ、その存在が露見。暗殺は失敗し、白竜騎士団に捕縛される。 その後、幻竜騎士団本部にて取り調べを受けるも何も語らず、セラとの面会によってモルグイン、アーゴニーの名を漏らすも、直後に原因不明の爆死を遂げる(第五話)。




  • アーゴニー≪公式≫

  • 種族:ヒューリン 性別:女性 年齢:20代
    身長:未設定 髪の色:未設定 肌の色:未設定 瞳の色:未設定

    (以下ネタバレ反転)
     暗殺組織モルグインに所属する邪悪な魔女。現首領の娘でもある。 帝紀729年にモルグインが壊滅した後も、構成員の残党や親族など、王家に恨みを持つものをまとめて組織を維持。その後は齢100を超えてなお、狂気の魔女としてグラスウェルズの闇の深奥に君臨することになる。



  • シャルル・グラスウェルズ≪公式≫

  • 種族:ヒューリン 性別:男性 年齢:0歳(帝紀729年当時)
    身長:未設定 髪の色:金 肌の色:白 瞳の色:茶

     エグベルト王の息子。公式には3,40代でできた子と思われるが、当キャンペーンではエグベルトが26歳の時にできた長子という設定になっている。

    (以下ネタバレ反転)
     公式NPC「フィリップ・グラスウェルズ」の父親。設定が変わった理由はただ一つ、エグベルトが26歳の若さで逝去したことによる。
     帝紀729年、一歳にも満たない年齢で王位を継承するも、実権は後見人の“クリスティアナ”に握られることとなった(第五話)。






    ○第六話

  • クオ

  • 種族:ヴァーナ(猫族) 性別:女 年齢:20代?(帝紀729年当時)
    身長:150cm 髪の色:黒 肌の色:黄 瞳の色:紫

     傭兵ギルド“青剣旅団”に所属する若い女。東のエリンディル大陸のそのまた東方世界のセーリア大帝国に伝わる、深いスリットの入ったドレスを着ている。
     兵站や補給などを担当しており、年に見合わぬ有能さを見せる。また、団長のジェラルと二人だけで行動することが多く、その仲は団員の間でも噂になっていた。
    (以下ネタバレ反転)
     その正体は“九尾鞭ナインテイル”と呼ばれるバルムンクの一員にして、東方世界の魔獣・化け猫の上位種である九尾猫。九つの命を持つと言われており、人の心と炎とを自在に操る。
     彼女はジェラルの瘴気によって魔獣となった個体であり、気の遠くなるほど長い時間彼に仕えてきた。 そんな“死にたがりの馬鹿な男”のために暗躍、レンハにグラスウェルズの王の石を渡して覚醒を促し、紙製の人造生物・式童子を用いた足止めなどを行なう。
     “名もなき古の神殿”での決戦において、レンハとジェラルを一騎打ちさせるためにアールゥ達の前に立ち塞がるも、ジェラルの“真の死”に我を忘れ、最期は彼同様、無限光の中に消え去った(第六話)。




  • 白い少女≪公式≫

  • 種族:? 性別:女 年齢:?歳
    身長:?cm 髪の色:白 肌の色:白 瞳の色:白

    (以下ネタバレ反転)
     グラスウェルズの王の石を手にしたレンハの夢に現れた不思議な少女。赤い空と青い大地という極彩色の世界でひとり、亡霊たちを哀しげに見つめている。
     その正体は、グラスウェルズを守護する“純白竜”アインの精神体。かつて心を通わせた王の裏切りと、それを仕組んだ魔族の手によって王の石に封じられていた。
     王の石を手にした者は、そこに宿ったアインの精神と肉体との共鳴を利用して、肉体の側に残された竜の力を自在に引き出すことができ、強大な力を得ることができる。 また誰も知らなかったことだが、そうして力が消費されることにより、アインの復活も妨げられるという仕組みになっていた。
     なお、肉体は“名もなき古の神殿”において石と化しており、王の石の誘惑を跳ね除け、自身と心を通わせたレンハに対し、肉体の下まで連れて行ってくれるよう頼む。
     神殿での決戦の後、居並ぶ白竜騎士たちの前に姿を現わし、レンハにひとつの決断を迫る。答えを聞き届けた彼女は、王の石にかけられた呪いを解いて、再びその姿を消した…… と思われたが、力が戻るまでの時間を、レンハの下で過ごすことにした模様(第六話)。




  • 報復者フラガラッハ≪公式≫

  • 分類:魔族 性別:? 年齢:?歳
    身長:?cm 髪の色:? 肌の色:? 瞳の色:?

    (以下ネタバレ反転)
     グラスウェルズに巣食う上位魔族にして、バルムンクの“始祖の四人”の一人。奸計を用い、“純白竜”アインを王の石に封じ込めた張本人。
     レンハたちの前に姿を現わすことはなかったが、その正体や目的などについては公式リプレイ『アリアンロッド・サガ・ブレイク』シリーズで詳しく語られている(第六話)。




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